バーチャル11以降全くメイデンのアルバムは買っていなかったが、最近中古で前作を購入して聴いてみて、即効性はないが聴けば聴く程味のあるいいアルバムだった。今回も同じ感じだ。前作を踏襲しつつ、進化している。今までにない幕開けに斬新なアイディア、2,3曲目はどちらもオープニング曲という感じ。3曲目以降から落ち着いて「しながら」聴くとダレずに全部気持ちよく聴ける。「しながら」と言うのは車を運転しながらとか読書、勉強、パソコンで持ち帰りの仕事とか色々であるが、私の場合は読書である。さすがにこのアルバムを集中力を切らさずにジーっと聴くとツライだろう。しかし、BGMとしては最高なアルバムなのだ。読書に集中かと思いきや、ハリスのベースが聴こえてこようものなら曲に集中するし、それで飽きがこない。　これだけの年数、数々のアルバムを作り続けて同じアルバムは作らずこれだけのクオリティを保つのは凄いと、メイデンファンじゃなくてもわかると思う。　でも正直若い頃の自分なら間違いなく理解出来ずもう買わないと思ったと思う。　大人になったなと思う。ということは曲を作っている当人たちも年をとり考え方、好みも変わってきているのだ。このアルバムが気に入ったひとは歴戦のメイデンファンであり、わたしたちも彼らも大人になり彼らの音楽を楽しめるようになったのだ。　　プレイ面だは前作のドラムのフィルが毎回予想出来るアクセントのノリでうんざりしていたが、今回はきちんと変えている。ハリスのベースの音がオーディオで聴いているのだが、あまり抜けがよくないのかきこえない。もっとバキバキききたいんだ！と思うのは私だけではないはずだ。

本作は第一印象と、相当に聞き込むことでの印象とでは大きく変化する非常に「味のある」アルバムである。
練りに練った曲構成は当然として、曲順にも相当な計算がされていることが分かる。
前半のある意味「分かりやすい」曲群から一変し、６曲目からはドラマチックかつ壮大な曲が勢揃いし
聞き手をメイデンワールドに否が応でも引きずり込む。

メイデンらしさとは何か？を彼らは十分認識しているはずで、かつそのらしさにミュージシャンとしての
進化を符合させることで彼らは今も更なる新しいファンを開拓していると思う。
その点、海外に比べ日本でのファンの高齢化(！)は国柄や、受け入れ土壌とでも言うべきか？
非常に残念である。

彼らが全員５０代であることを考えば、チャレンジ精神の貪欲さは昨今の若手ミュージシャンでは到底追いつける
物ではない。
また本作は最高傑作ではないが、６人編成における現時点での最高到達点であることは間違いない。

アルバムの曲からは「ノスタルジーに浸っている暇があったら、本作の進化したエナジーを感じろ！！」と
言われているようで聞くたびに新たな発見が出来る、正に傑作アルバムです。

３０年前の若きアイアン・メイデンを知る者には、かなりつらい変化だろう。
並べて聴くと同じアーティストとは到底思えないほどだからだ。

アーティストの転換期には賛否両論が常に付きまとう。
ジューダスのターボしかり、レディオヘッドのＯＫコンピューターしかり。
昔からのファンは最初のイメージを大切にするから、なかなか受け入れがたいのかもしれない。

しかしながら、賛否両論を醸したアルバムも時がたてば理解されてくることも往々にしてある。
｢なんであんなにガッカリしたんだろう？」とか｢よく聴けばなかなかいいじゃないか？」とか思った経験も何度もある。
自分にとってのメイデンは｢魔力の刻印」なので、現在はこのアルバムの変化にはちょっとついていけないのが現実。

缶が錆びる前にこのアルバムの良さがわかるといいな。

３０年前の若きアイアン・メイデンを知る者には、かなりつらい変化だろう。
並べて聴くと同じアーティストとは到底思えないほどだからだ。

アーティストの転換期には賛否両論が常に付きまとう。
ジューダスのターボしかり、レディオヘッドのＯＫコンピューターしかり。
昔からのファンは最初のイメージを大切にするから、なかなか受け入れがたいのかもしれない。

しかしながら、賛否両論を醸したアルバムも時がたてば理解されてくることも往々にしてある。
｢なんであんなにガッカリしたんだろう？」とか｢よく聴けばなかなかいいじゃないか？」とか思った経験も何度もある。
自分にとってのメイデンは｢魔力の刻印」なので、現在はこのアルバムの変化にはちょっとついていけないのが現実。

｢アイアン・メイデンはこうあるべき」という考えから離れられたとき、好きになれるのかもしれない。

３０年前の若きアイアン・メイデンを知る者には、かなりつらい変化だろう。
並べて聴くと同じアーティストとは到底思えないほどだからだ。

アーティストの転換期には賛否両論が常に付きまとう。
ジューダスのターボしかり、レディオヘッドのＯＫコンピューターしかり。
昔からのファンは最初のイメージを大切にするから、なかなか受け入れがたいのかもしれない。

しかしながら、賛否両論を醸したアルバムも時がたてば理解されてくることも往々にしてある。
｢なんであんなにガッカリしたんだろう？」とか｢よく聴けばなかなかいいじゃないか？」とか思った経験も何度もある。
自分にとってのメイデンは｢魔力の刻印」なので、現在はこのアルバムの変化にはちょっとついていけないのが現実。

缶が錆びる前にこのアルバムの良さがわかるといいな。