前２作を読んで、３兄弟の末っ子セイジには好感を持っていましたが、たびたび登場していた彼女の恋人が
いまひとつ・・・と思っていたら、物語はその恋人との婚約解消から始まります。
いつも幼い妹扱いで、家族が納得するような理想的な条件の男性、と思っていた婚約者からも捨てられたセイジ、
兄達に認められようと奮闘する姿が良かったです。
そして、あんな素敵な兄二人に囲まれているセイジに、彼らを超える様なヒーローが現れるのかな、と思っていたのですが、納得。
最後にはヒーローが実は、、、というおまけつきだけど、それがなくても素敵でした。

タイラー家の末っ子セイジは、恋人トラヴィスの家のクリスマスパーティー
の夜に彼に振られてしまう。意気消沈していた彼女を迎えに来たのは、
タイラー家の臨時雇用人のハーランだった。こともあろうに彼はタイラー
家に住み、しかもセイジの部屋を使っていたのだった…。

素敵な家族愛もみられるこのテキサス三部作ですが、今回も謎が多く、
ハーランが何者であるのかも最後までわかりません…。
大学を終えたばかりのセイジが、恋人にさられ、新しい自分を捜し求める
姿も見ものです。
三部作が終わってしまうのが、惜しいですがきっとこの家族は今後も
幸せに暮らしているんだろうと、想像しています。

やっと待ちにまったテキサス三部作の最後の作品が登場しました｡『謎の女を探して』『偽りの愛の果てに』の主人公タイラー兄弟の妹セイジの物語です。どんなに困難なことが降りかかっても、逃げずに受け止めて、家族や他の人のことを考えて、思いやりながら、失敗してもへこたれず、前へ前へと進んでいくセイジ｡その過程で、自分を見直し、新しい自分を発見し、受け入れ、次のステップへとステップアップしていく姿に、勇気と励ましをもらいました｡三部作の三冊目ですが、前作二作品を読んでいなくても十分に楽しめますよ｡そして、この作品ヒーローが前作のタイラー兄弟に負けず劣らずのゴージャスでセクシーなヒーローです。読み終わるまで二人の恋の展開に目が離せませんでした｡

Tyler家のLucky,Chase,Sageの各人の結婚を描いた3部作の一冊。末っ子Sageと傾きかけた家業の石油削掘会社にふらっと現れた助っ人Harlanの物語です。若い美男美女の相思相愛がテンポよく描かれています。ヒーローのHarlanは青い目で金髪、洗いざらしのジーンズに泥のついたブーツを履いたタイプで、彼の車はもちろんポンコツのトラック。Sageはハンサムな2人の兄に愛された気の強い元気のいい娘です。3部作の中では私の一番のお気に入りですが、読むならせっかくなので順番にLucky,Chase,Sageの順で3冊とも読んだほうがよりこの本を楽しめます。