西部ものっていい・・・。
★★★★★
最初は悲しいできごとが続くので、どうなるかと思いましたが、だんだんロスとリディアがひかれあっていくのがどきどきでした。
二人の愛情がとても心に響く本でした。
じつはこれ続編があるんですけど、こちらの本にものすごくはまってたので、そっちはちょっと切ないので、ロスとリディア好きの方には、微妙かも。
大好きな作品の一つ
★★★★★
リディア&ロスの物語を軸に話が展開していきますが、
この作品の素晴らしさは二人を取り巻く人々の愛憎・心理描写ですね。
西部開拓時代の肝っ玉かあちゃん、マー・ラングストンの暖かい人柄や彼女の息子
バッバがある事件をとおして「少年から大人の男」に成長する姿、
南部男のウィンストン・ヒルのリディアによせる叶わぬ秘めた思い・・・
とにかく周りの登場人物達が実によく描写されています。
二人のラブロマンスは前半あまりにも「ロスいじめすぎ〜」(笑)だったので
最後はこのくらいは当然でしょう!
西部劇ラブロマンス
★★★☆☆
裏表紙に「全米で100万部に迫る大ベストセラー」とあるので、どんなにすごいかと思いましたが、サンドラ・ブラウンらしい、まさに「ラブロマンス」です。今回は、珍しく西部劇。衣装とか、生活風景が違って新鮮です。
独立記念日で陽気に浮かれ騒ぐ幌馬車隊の人々。ドレスアップしたリディアにドキドキするロスは、いつも以上にそっけなく振舞うことしかできない。そこへ、ロスのコンプレックスを刺激してやまない紳士のウィンストンが現れ、リディアをダンスに誘う。踊る二人に嫉妬するロスは泥酔し...
という感じで、なかなか素直になれない二人は喧嘩を重ねながらゆっくりと本当に夫婦になっていきます。しかし、お互い普通でない過去を持つ二人がやっと幸せに近づくと、過去がまた二人を不幸せに引き戻そうとやってきます。どこまでも、毅然として立ち向かおうとするリディアは、何も持たないが故にその愛を守ろうとしてその愛を捨てる決意さえします。もうちょっと、何とかできるだろうにーとイライラさせられますが、そうやってイライラするぐらい引き込まれて最後まで読んでしまいます。最後はどうなるだろうと思いましたが、そんなのあり?で終わりました。まぁ、普通にいったらあまりにリディアにひどすぎるかなぁと思うので、これでいいんでしょう。
最後までハラハラしました。
★★★★★
ようやく幌馬車旅でのロスとリディアの結婚も落ち着きはじました。しかし、
周りで不可解な事件が起り始めます。リディアを救ってくれた兄弟の一人が
何者かに殺され…またリディアを強姦していた義兄もロスとリディアの
行方を追っていた。またロスの亡くなった妻の父親も探偵とともにロスの
行方を追っていた。
ぎこちない結婚生活だったが、それぞれが追われる身になることによって
お互いの過去を知り、ますます二人の絆は深まって行きます。その後
自分の家を持つようになるであろうこの二人が、どんな生活を始めたのか…
続編があれば、読みたいものです。