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喜びの涙をあなたと (集英社文庫)

価格: ¥920
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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一気読み! ★★★★☆
もともとリージェンシーが好きなので、ウェスタンは初めてでしたが、
男っぽいけど、報われない恋をずっと隠し続けているヒーローが素敵。
そして意地っ張りだけど、可憐なヒロイン。
まさに、私の想像していた西部ものっぽくて良かった。

しかし、私は前作を読んでいないので、最初、「あれ?これは何かの
続きか?」と合点がいかなかった。徐々に事情が説明されますが、当然
ネタバレなので、前作を読んでからこれを読むことをお勧めします。

丁寧な描写で面白く、一気読みしたのですが、星一つ減らした理由は
タイトルと、ラストの終わり方。

原書のタイトルは、前作「サンセット(夕暮れ)エンブレス」と対にして
今作には「アナザー ドーン(夜明け)」と持ってきているのだから、
もっと原作に近い題名にして欲しかった。。「夜明けはまた来る」とかね。
前作は「夕暮れに抱擁を」でバッチリだったのに。

喜びの、、、ではちょっと意味不明で内容に合わないし、甘すぎて西部もの
らしさがない気がする。

だいたいラストの終わり方ではとても喜びの涙どころではないし。
ハッピーエンド好きな私としては、終わり方がちょっと切な過ぎた
かなぁ。まあ、だからこそ印象に残るのでしょうが、、、。



切ない・・・ ★★★★★
これは「夕暮れに抱擁を」の続編です。「夕暮れに・・・」はロスとリディアの話でこれは当時子供だったバッバ(ジェイク)とロスとリディアの娘とのラブストーリー。
前に書かれている方と同じように先に「夕暮れに・・・」を読んだ方がわかりやすいし、思い入れも出るかも。(その分切ないかも)
じつは主人公のバッバより、ロスとリディアに注目してしまい。
読んだあとは悲しくて。
でも、西部もののよさのあるシリーズです。切なくなりたいひと向き?
続編なのですね。 ★★★★☆
まずは『夕暮れに抱擁を』を読んでから、この物語
を手に取ることをおすすめいたします。
私も前作を読んだのがかなり前で、あまり内容を
きちんとは覚えていなかったのですが、それでも
サンドラは読ませます。
前回のような毎日がハラハラドキドキの連続ではありませんが
最後の方にどっか〜んと来るという感じでしょうか?
一気に読んでしまいました。
中だるみとかないところが、サンドラの作品のよいところだと
思います。
これからも彼女の作品に期待大です。
前作と合わせて ★★★★★
『夕暮れに抱擁を』を読んだ時から、ジェイクの物語ができるのを心待ちにしていました。
前作では大人になりかけの少年だった彼が、サンドラ作品ならではの、好きにならずにいられない大人の男性になっています。

ヒロインは若くて美しく、ちょっと傲慢、でもやっぱりかわいくて、しっかり女の意地もある。
ヒーローからすれば、手出し出来ない理由は多々あるのに、惹かれて・・・
という展開が続き、ヒロインの嫉妬もからんできて、やきもきさせられつつも、
彼女を守りたいという、ヒーローの強い気持ちが伝わってきて切なくなります。

20年前の設定の前作を読むと、あの両親にしてこの娘あり、と納得。やはり両方読むのがおすすめです。
彼の背負っているものや、過去の女性などについても理解しやすく、また、殆どの登場人物が前作とかぶっていてそれも楽しめました。
後半はちょっと納得できない部分もあったけど、読み終わって、これで彼らの物語からお別れと思うと寂しさを感じました。
次のヒーローがいるのか、それをチェックしながら読むのも良いかも。
続編と知らずに・・・ ★★★★☆
続編と知らずに読み終わりました。どこかで聞いたような話・・・と思い続けながら読んでいました。最後の訳者のコメントを読んで、なるほどと思いました。ずっと前に読んで忘れかけていた話の続編だったから、初めて読んだにもかかわらず聞いたような気がしていたと。
内容はなかなか面白いです。ただ、ヒロインの考えすぎで嫉妬をする場面が何度も出てくるのが少し気になりました。最終的には完全に解決するのですが、あまり何度も同じ展開になるので、「またかい・・・」という気になりました。