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ピアニストガイド

価格: ¥3,150
カテゴリ: 単行本
ブランド: 青弓社
Amazon.co.jpで確認
アマチュアリズムの横溢した畏怖すべき1冊 ★★★★★
物凄い執着と熱意を感じさせる1冊であり、登場するピアニストの数だけで圧倒されて、尊敬措く価わざるという気持ちになってくる。ここに登場する多数のピアニストを総て聴いているという事実に慄かされる。いやいや、大袈裟でなしに。偉大なるアマチュアリズムだ!! 膨大な数のコンサートを聴き、唸るようなCDコレクションを持っているのであろう。それを本にして流通させた版元にも最大限の敬意を表したい。
偉大なるアマチュアをこそ、ほんもののプロと言いたくなってくる。効率とか、成果なんぞは度外視。

★いくつの評価には、それぞれの思い入れもあって首を傾げたくなるところもある。
しかし、それは大した問題ではない。

こちらには名前を聞いたこともないピアニストが多数いて、この著者はここにある総てを聴いているのだからな!!! その事実は、本書を読み進めるにつれて畏怖の念をすら呼び覚ますだろう。
著者の吉澤にはほかに著書はなく、それがかえって「こいつは何者だ?」という想念とともに、読者をして畏怖せしめるのである。大袈裟じゃないですよ。
この本に感謝 ★★★★★
コンクール至上主義、シュタインウェイ至上主義のような風潮のせいか、大切なことを忘れていることに気がついて、よいガイドブックはないかと探しておりました。この本に巡り合えて幸いでした。系譜やピアニストそれぞれの個性や音色について知ることができ、より深く鑑賞できるようになり楽しみが増えました。2008年8月に購入してから、コンサートやCDを選ぶ時にも参考にしています。
星の数がよくわからんのはレビューもそりゃそうだけど ★★★☆☆
私はピアノのことはよく分かりませんが、この本はピアニストの短い紹介とCDが幾枚か提示されていて、なかなか分かりやすかったです。レッスンの参考に、ピアニストの学習の参考に、と前書きにあるけれど、正直そんなに役に立つなかどうかは分かりませんが、面白い読み物ではありました。
しかし実はよく分からんのは、ピアニストに添えられている最高三つの「星」です。お勧め度だそうですが、文章にはその説明は無く、単純に説明文は説明、評価は主観的、という風に見えます。この星がなくても本としての価値は下がらないんだと思うけどなー。勿論分かりやすさは減殺されますけど。
師弟関係でピアニストの系譜を整理してみせた労作 ★★★★★
素晴らしい本です。
器楽曲とくにピアノ曲が好きなので何十年あまり
様々なピアニストガイドを目にしてきましたが、
本書はずばぬけてユニークなガイドです。
絶対お勧めの一冊です。


ピアノ音楽ファン必携! ★★★★★
演奏者だけでなく、ピアノのブランドもCDを選ぶキーだと
教えてくれる素敵な本です。

特に気に入ったのは、この本の「第三章 楽器別で聴くピアニスト」。

広く使われている機能的で明るいスタンウェイの音色だけでなく
たとえば詩的な音色をもったピアノを生み出し続ける
ウィーンの名工房、ベーゼンドルファーや
「イタリアの宝石」の異名をとる隠れた名器、
ファツィオッリの音が聴けるCDも多く紹介してくれています。
これらの情報はたいてい、CDを買ってはじめて知るか、
CDのライナーノーツにも省略されていることもあるので、
この本の存在は貴重です。

これらの情報は現代のピアノだけでなく、
ショパンが弾いていたプレイエルを例にとると
19世紀に作られた楽器を使ったCDから、
20世紀初頭の録音にいたるまでを紹介しています。
同じブランドのピアノとされていても、
時代によって楽器の音色が変化していく様を知るのは
とても楽しいものでした。

初心者からピアノ音楽大好きさんまで広くおすすめできる本です!