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チグリスとユーフラテス(下) (集英社文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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人生の意味を問う秀作SF ★★★★☆
チグリスとユーフラテス、ときけば思いつくのはメソポタミア文明を生み出した恵みの河。てっきり歴史物語だと思い読み始めた。
上巻は特権階級に属した人間たちの、その特別意識にうんざりしたのだが、下巻では、単なる恨みにとどまらない、人間の生きる意味。

人生に意味は必要なのか。といういささか哲学的な話になってくるのだが、読みながら自分自身の人生を振り返らずにはいられなくなる。
SFというよりは、あまりに深い葛藤がえがかれている。

そして、最後に表題のチグリスとユーフラテスの意味に気づく。
少々長いが、読み続ける価値のある作品だと思う。

文体が・・。 ★☆☆☆☆
ストーリーそのものと、主題は面白かったのですが、如何せん文体が受け付けませんでした。

著者のほかの作品はこれほど顕著な口語体ではなかった気がします。
また、ひとつひとつくどいくらいに説明がつき、もう少し行間に余韻を持たせてくれてもいいのにと思いました。

「なぜ生きるのか」という主題はとても興味深いものなので、

この方の、この主題に言及したエッセイなどを読んでみたいです。

そして、一番星がのぼる ★★★★★
新井素子懇親のSF、人類が移民したある星の逆さ年代記下巻です。

ハードカバーが発売されたときは本屋に平積みで、私の目には後光を放っていました。普段文庫本ばかりでハードカバーを買わない私はそのとき中もあらためずレジへ持っていきました。大正解でした!私の大事な本になりました。それが本書「チグリスとユーフラテス」との出会いでした。それがついに文庫本になった。「買う!」

レイディ・アカリ(穂高 灯)と相対する惑星ナイン最後の子、ルナ。ルナはアカリに教えられる。たとえ最後の「子(人間)」であっても最後の生命体ではないということを。ルナも命を持つものの「母」になれることを。たとえ移民は失敗しても、この星は生き続けていくことを。

新井素子は、すごい。

「星へ行く船」シリーズを読んでいた頃は新井素子は面白くて楽しい作家でした。コバルトシリーズを卒業して、だんだんなじみの薄い作家になってしまいました。
そして、「チグリスとユーフラテス」衝撃でした。

移民してからルナまでの400年の間ナインでどんなシステムの社会がよいシステムなのか、模索され変容されていった社会形態。そして、人類の「生きる意味、そして目的」。
ルナが求め続けた問いにアカリは答えを示す。そしてルナは答えを出す。上巻からここにたどり着くまでの、長い、練りに練られたストーリー、そしてその意味。

読後、私は涙をこぼしていました。誰もいない宙港、蛍の光、そして、一番星。私には見えました、一番星が。

新井素子はすごい。

すごい ★★★★★
あらすじを聞いて、あまりにも暗そうなので今まで読んでいませんでした。
でも、読んでみて、やっぱり新井素子はすごいと思いました。
これだけたくさんの分量の、そして重いテーマのものを一気に読みました。
最後の方は、感動して泣きそうになりました。
いい話だった、というよりも、ただただすごいと感じました。
やられたー! ★★★★★
(タイトルに続く)って、読み終わった後は思いまã-たね(苦ç¬')

æ-°äº•ç' å­ã•ã‚"の本ã‚'読ã‚"だのはã"の本が初めてだったので(ã"れからどã‚"どã‚"読ã‚"でいきたいです)最初は期å¾...と不安とがå...¥ã‚Šæ··ã˜ã£ãŸæ€ã„で読みすすめていまã-た。最初の数ページで、あ、なã‚"だか私はまりそうな感じが…とかとか思っていたらええもう3時くらいまで(もちろã‚"AMの!)はまってはまってぐã‚"ぐã‚"読ã‚"でいきまã-た。ページã‚'すすめるã"とに展é-‹ãŒã™ã"いすã"い。深く「ç"Ÿãã‚‹æ„å'³ã€ã¿ãŸã„なものã‚'読み終わったあとは考えていまã-た。å'†ç„¶ã¨ã-た感じとも言いますが…。私のç"Ÿãã¦ã„る意å'³ã£ã¦â€•ã¿ãŸã„な。

一つのæƒ'星の時代ã‚'遡りながら書いていく、ã"ã‚"な書きæ-¹ã‚‚あるã‚"だなあとすã"くびっくりã-まっã-た。
是非、何かに行き詰!ã!¾ã£ãŸæ™‚に、じっくりと読ã‚"で欲ã-い本です。