本作『Flowers in the Dirt』は、1980年代のポールのベスト・アルバムのひとつとなった。エルヴィス・コステロとアルバム中の3曲を共作したことがポールにとっていい刺激になったのだろう。コステロの参加した「My Brave Face」、「You Want Her, Too」、「That Day Is Done(ふりむかないで)」は、複雑で苦みが効いている。こういう味わいは、ポールが単独で書いた曲にはまれなものだ。
しかし、サー・ポールも負けてはいない。「Put It There」は、父親の思い出をつづった感動的なチューン。また、「This One」、「Figure of Eight」、「Rough Ride」も、すぐにポール最高のポップ・ロックにランク・インできそうな佳曲だ。(Daniel Durchholz, Amazon.com)
名盤ですね
★★★★★
8年ぶり位にコンポを購入。実家におきっぱのLP200枚ほどを
デジタル化するべくターンテーブルの購入も迷ったが、
やはり面倒。気に入ってたものだけ買いなおすことに。
好みがあるのでしょうが、私的にはボールの最後の
名盤ではないかと思います。聞き飛ばす曲がない。
実家に帰らないとどんなレコードを持っていたのか、
思い出せないのですが、これだけはカセットテープが
手元にあった。ではとググって見ると、ああ、パイプオブ
ピース、タッグオブウォーよく聞きましたねぇ。
簡単な評価しかできませんが、今回の買いなおしシリーズ
の中で、もっとも欲しかったものベスト3に入っています。
記念碑的な名盤だ。
★★★★★
マッカートニーには珍しく重くてシリアスな作品。こういう場合は失敗しやすい人だけど、これは例外。1982発表のタッグオブウォーで頂点を極めた彼だが、その後は時代の変化もあり、じり貧な感はいなめなかった。じっさいかなり追い込まれた雰囲気は如実にかんじられたものだ。しかし彼は真摯に音楽に取り組みつづけ、タッグオブウォーの制作前にジョージマーテインに受けたアドヴァイスを忠実に実行していた。マーテインは『君はなぜ自分より下手な人とやるんだい?』といったのだ。これはゴドリッチのいった『あなたを安全地帯から連れ出したい』という言葉と奇妙に符号する。
とにかく80年代のマッカートニーは他流試合を重ね精進する。その最良の成果がこのFlowers in the Dirt である。
めずらしく評論家のレヴューも好評で、気分を良くしたマッカートニーはついにツアーを再開。われわれはロックの歴史をまのあたりにすることになるのである。記念碑的な名盤だ。
実質ラストをかざるバラード『モーターオブラブ』は『マイラブ』をらくらく凌駕する大傑作、後半の即興的な部分では何度きいても胸が熱くなる。
『フィギアオブエイト』は全キャリアのなかでもベストを狙えるだろう。
『プットイットゼア』に癒された人もおおいはずだ。
『ジスワン』のビートリーな味付けも憎い。
コステロとの共作はコステロ色が濃いがそれが苦みとなってアルバムに深みをあたえている。
記念碑的な名盤
★★★★★
マッカートニーには珍しく重くてシリアスな作品。こういう場合は失敗しやすい人だけど、これは例外。1982発表のタッグオブウォーで頂点を極めた彼だが、その後は時代の変化もあり、じり貧な感はいなめなかった。じっさいかなり追い込まれた雰囲気は如実にかんじられたものだ。しかし彼は真摯に音楽に取り組みつづけ、タッグオブウォーの制作前にジョージマーテインに受けたアドヴァイスを忠実に実行していた。マーテインは『君はなぜ自分より下手な人とやるんだい?』といったのだ。これはゴドリッチのいった『あなたを安全地帯から連れ出したい』という言葉と奇妙に符合する。
とにかく80年代のマッカートニーは他流試合を重ね精進する。その最良の成果がこのFlowers in the Dirt である。
めずらしく評論家のレヴューも好評で、気分を良くしたマッカートニーはついにツアーを再開。われわれはロックの歴史をまのあたりにすることになるのである。記念碑的な名盤だ。
実質ラストをかざるバラード『モーターオブラブ』は『マイラブ』をらくらく凌駕する大傑作、後半の即興的な部分では何度きいても胸が熱くなる。
『フィギアオブエイト』は全キャリアのなかでもベストを狙えるだろう。
『プットイットゼア』に癒された人もおおいはずだ。
『ジスワン』のビートリーな味付けも憎い。
コステロとの共作はコステロ色が濃いがそれが苦みとなってアルバムに深みをあたえている。
買いですが・・・。
★★★☆☆
「パイプス・オブ・ピース」以降、やることなすこと裏目に出てばかりだったポール・マッカートニーがエルヴィス・コステロのサポートを受け、久しぶりにファンの溜飲を下げた作品ですが、このデラックス版、僕も持ってはいますが、今に到るまで新作が発表されるたびに買うことを余儀なくされる、ちょっと釈然としない特別仕様の先駆けだと思うのですが、いかがでしょう。御大ポールの前に我々は、バカな消費者でいるしかないのでしょうか。それでも出されたら買いますが、買ってよかったと心から思える「特別仕様」を願いたいものです。御大自身がこれだけメディアに露出している今日、新作のインタビューCDなんか、英語の解せないほとんどの日本のファンは望んでいないはず。
ポールはやはりビートルズのメンバーだと再認識
★★★★★
今回、ポールと組んだエルビスコステロは実際凄い人で、
元ビートルズのポールマッカートニーにズケズケと物言い、
仕舞いにはダメ出しまでしたそうで。。。そう言えばビートルズ時代
にはジョンレノンがいてお互いに刺激し合ってあのサウンドがある。
そういうわけでこのアルバムの仕上がりは、サウンド、歌声、ミキシング、
全てにおいて渾身の仕上がりである。ビートルズ時代のエネルギー
すら放出していると思えたのだ。
コステロとの合作3曲、MiXが神業のラフライド、
優しいメロディのディスワンは特にオススメ。