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中国が世界をメチャクチャにする

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 草思社
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中国は70年前のナチスドイツと同じ ★★★★★
市場開放されているといえば昔のナチスドイツだって解放されていました。39年にポーランド侵攻で英国が対独戦に踏み切ったときに、英国の投資家たちはドイツに投資した資金の回収ができなくなるといって議会へ押しかけました。
現在の中国は、超大国へに野望から国家の形態や政策面で、ナチスドイツと似ています。魅力的な市場だからといって中国を投資対象とするのは間違っていると思います。
中国が国内に9億人もの極貧農民を抱えており、しかもチベットなど周辺諸国も弾圧していることを忘れてはいけません。
近代史のアナロジーでは、そうした矛盾が何時噴出してもおかしくありません。
中国は危ない国です。
中国は驚異であるとともに中国無しでは世界はやっていけない ★★★★☆
今の中国は100年前のアメリカ、50年前の日本の姿である。世界中の資源・エネルギーを大量に消費し、技術を貪欲に吸収し続けている。輸送網の発達が過去の工業化・都市化を進展させる原動力になったが、現代ではIT化による情報網の発達がさらにそれに拍車をかける。2001年のWTO加盟で世界経済に加わった中国の勢いはまさに撹乱要因。エネルギーや国際商品市況はまだこれからも勢いを続けるであろう。一国が大国として台頭する時、経済力・軍事力・政治力・文化力といった要素が必要になるが、今の中国はそれらをすべて持っている。米国一極体制が崩れ、新たなレジームが国際社会に形成されつつある。隣国の一員として中国をいかに考えるか、そのきっかけの1つになる一冊であろう。
ドキュメンタリー(写真や表はつかわれていません) ★★★★☆
小生の参加するある勉強会で知ったのだが、反米主義の中南米諸国に中国が相当な資金供給やノウハウの提供をおこなって、
手を結ぶ関係にあるそうだ。それを脅威と感じている米国が、中国の出方次第では今後なんでもありうるような気がするが、本書の著者は楽観的である。

とはいえ、中国語が出来る著者による世界をまたにかけての地道な取材をもとに書いている好著である。

米国の要であった切削機メーカーがじわじわと中国に買収されそうになる話(128頁)
などが固有名詞をあげて綴られている。猪突猛進のエネルギッシュでまだ十分に腹いっぱい
食べる事の出来ない国民が多数いる御国。

広い国土ゆえ、ある種隔離された遠方の村で、廃棄されたIT機器から金を抽出
する際に猛毒を使っているというドキュメンタリー番組や、WWFによる、胆汁を取るために
拘束された熊(頭数は未知数何千何万かもしれない)を助けるキャンペーンやら
中国を舞台にした実話取材があとをたたない。北朝鮮との国境付近には何千頭もの熊がいまだ
高速服を着せられた状態で胆汁を抜き取られているらしい。

おおぜいの覇気あふれ貪欲な国民と広大な国土に恵まれた国、その現状そして未来を
考えてみたい一般の人、日中関係の将来を担うべき人材に読んでほしい。
拡大する中国の影響を捉えた良書です。 ★★★★★
 タイトルは少し過激ですが、中国に留学経験もある元ファイナンシャル・タイムズ北京支局長による「世界の工場」
中国の経済成長に伴う影響を欧米の現地ルポを通してのミクロ面、中国現地企業のケーススタディから成長の実態を
明らかにしています。
「経済的にみて、人口は中国のなにより根本的な矛盾である。 一番の強みであるのと同時に一番の弱みでもある。」
というのは読んでみて納得です。
中国政府にとって、現在求められる重要なバランスは人と仕事のバランスをとること、それが困難な状況であること、
このことが国内市場での生産過剰につながり、国内での過当競争・価格破壊を回避するために中国企業の海外進出に繋がって
いる実態が分かります。
また、成長に必要な自然環境の極度な貧弱さのめに海外に資源を求めざる負えないことが世界の環境面に深刻な負の影響
を与えいる実態、
後半は中国自身が抱える成長にともなう環境破壊等の負の側面、腐敗等の制度的な矛盾等の解説に力点が置かれ
読んでいて共産党一党独裁体制が続く限り解決は難しいと考えさせられます。
また、国家主導で、外国人を中国にとって都合の良い親中派にするために「友好関係」を重要な外交手段として促進さ
れている実態は知りませんでした。
将来予測としては米中対決に向かうことが示唆されていますが、著書曰く中国自身の「融通無碍の実利主義」に
よって回避され世界のシステムに中国自身が組み込まれていくのではないかとの楽観的な見通しで纏められてい
ますが、中国社会からすでに信頼が損なわれて法治精神がない状態では難しいのではと思えてなりません。
中国が引き起こす世界勢力構造変化を捉えている ★★★★★
センセーショナルな題名から、よくある感情的反中論かと思わせるが、まったく逆。英国の高級経済紙フィナンシャルタイムズ北京支局長による極めてしっかりした中国論である。著者が、中国(人)のみならず世界各国を直に取材して得たミクロ面、古今東西の経済、政治、社会に通じた知識からくるマクロ面を混ぜ合わせながら、中国台頭がもたらした現状、今後の見込みについて書いている。今後の展開については、まず米国との対立が不可避との見方を示す一方、中国の実利主義が結局は決定的対立を回避さすのではとの両方を示唆して終わっている。世界的な規模で生じている中国台頭の影響・行方について、考えさせられる第1級の、そして最先端の中国論といえる。