インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

熱病加速装置

価格: ¥540
カテゴリ: コミック
ブランド: 小学館
Amazon.co.jpで確認
どきどき ★★★★★
タイトルに惹かれて買いました。思っていたよりよかったです。人それぞれに幼かったころに感じた、言い表せない何かをうまく書いていると思いました。
これはまさしく玉石混合 ★★★☆☆
著者の比較的長期の短編集で、意図せずして一人の漫画家の
変遷が見れるような作りになっています。

巻末の「橙」は所収作品中で最も初期のもの。初めてGペン
使った作品らしく、トーンもほとんど貼られず荒削りですが、
作者の若いみずみずしい感性を感じさせる作品。

表題の「熱病加速装置」はまごうことなき秀作!青春の熱っ
ぽさと唐突な展開がまるでインドの青春映画を見てるよう。
ガロに載りそうな作家としての成長が見て取れます。

上記に対し「てんねんかじつ」は最新かつ最もページ数を割
いた作品ですが、技術を十分積み上げられず年を重ね感性を
失った職人にありがちな出来栄えで、少々がっかり。

表題作品の「熱病加速装置」がとてもいい作品だけに、もう
ちょっと「てんねんかんじつ」は捻って欲しかった。
絵は全編通して率直に下手です。こういう作風なので画力は
あまり問題ではないんですが、ジャケ買いされる方はその点
気をつけた方がいいとおもいます。
各話ごとのレベルが違いすぎる ★★☆☆☆
表紙の絵と中の絵のレベルが違うのはよくある話だとしても,
この本は,4話それぞれのレベルが違いすぎ。
ものすごく違和感があります。
「てんねんかじつ」のラストシーン必見 ★★★★☆
元町夏央作品で初期の2000年のものから2008年の最近の作品まで読める短編集。
この人の作品の魅力は、現実では目を背けてしまうような、嫌な感情を直視させ、
それを嫌なもので終わらせず、ちゃんとその感情の落とし所を提示してくれる事にある。
そして、満面の笑顔を描きながら、心の中が泣いているというシーンを表現できる巧みさがそれを引き立てている。

作品はどれも痛々しいほど残酷な状況が、主人公の前に提示される。
それは、他の登場人物のある種の裏切りであり、他人は自分以外も見ているのだという、主人公の自己中心的な感情への、否定となって多くが現れる。
しかし、元町夏央作品の主人公は、悩みながらも、そのハードルを乗り越えて見せる。
人生を悲観したりせずに、成長していくのだ。
「てんねんかじつ」のラストシーンは、このハードルを乗り越える事のうちでも、
ひとつの納得できる結末を提示したという事で、秀逸。

星を一つ減らしたのは、作画の完成度が低いものが収録されているため。
荒削りの魅力を感じるには十分だが、読みにくく残念だった。
シナリオとしては、それでも元町夏央らしい組み立て方にはなっている。
オジサンにとってのタイムスリップ装置 ★★★★★
何処かでレヴューを読んで以来気になっていたものの、表紙がアレなので躊躇していたが、他の本と一緒に隠して購入した。って、少年の頃もそんなことをしたような。

読み始めるとあっという間だった。濃密で、思春期の頃のどうしようもない位の内燃機関の爆発をこれ程までに描き切ったものを私は知らない。読んでいる間はすっかり自分が少年(中学生)になったかのような目眩を感じた。自分には圧倒的な表現に思えたが、この時期から十分に時間が経っていないと(つまり、オジサンの年齢にならないと)その素晴らしさは分からないのかもしれない。また、作者が女性だという事を後で知って、非常に驚いた。完全にオトコの子の視点だと思っていたのに。今後どのような作品を描いてくれるのか、大変楽しみである。