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天璋院(てんしょういん)と和宮(かずのみや) (PHP文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: PHP研究所
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新たな切り口で・・・。 ★★★★☆
宮尾登美子さんの「天璋院篤姫」とは違って、天璋院も和宮も少し親しみやすい存在に書かれている気がしました。
どちらかというと、公武合体のためだけに降嫁してきたお飾りのお姫様的扱いだった和宮が成長していく様もなかなか読み応えがあります。
今年は大河ドラマの影響で、この二人の関連本が多く出版されているので、この機会にもっと読んでみたいと思っています。
天璋院と静寛院宮の関係が良く描かれた書。 ★★★★☆
宮尾登美子氏の「天璋院篤姫」上下巻における天璋院と静寛院宮の関係は、篤姫が姑として常にイライラさせられるものであり、好き嫌いがはっきりした強い篤姫であった。有吉佐和子氏の「和宮様御留」の静寛院宮は信じられない展開となり、私には後味が悪く好きでない。一方で本書はとてもやさしい二人が、良い関係を維持し、ほのぼのとした二人の大奥の情景は楽しい。特に印象深いのは、和宮と家茂の夫婦の会話と愛情表現の場面が都の言葉で余計に可愛らしい。また明治14年になり、還暦1年前の勝海舟が、46歳になった天璋院と歌川を隅田川の屋形船に誘っての場面は海舟らしい粋な会話でとても心地良い。本書は全体的によくまとまっており、やさしく書かれてはいるが、叙述はやや大雑把であり展開も早すぎるのがもったいない。植松三十里氏は、「里見八犬伝」がTBSのドラマを基に書き下ろしたもので、本書はNHKの大河ドラマに合わせて書き下ろしたものであるが、いずれも簡単で短く物足りない印象が強い。より長編で書き下ろして頂ければと、いつも残念に思う。
女性の視点から幕末を見ると ★★★★★
とかくどろどろとしたものとして
描かれがちな大奥ですが、
天璋院にも和宮にも、
べったりと寄らずに描いてあって、
とてもさわやかな読み物でした。

きりりとした天璋院と、
強くなっていく和宮。
いいですねえ。

なんとなく、有吉佐和子さんの
『和宮様御留』の続きを
読んでいるような気がしました。
女性が魅力的 ★★★★★
天璋院と和宮、どちらも相手からみたら扱いにくい、憎らしい相手のように思うんですけど、それぞれの心内を見ると、かわいらしく、そして凛とした強さを持ち、そこが描かれているので心惹かれます。
男の時代だった気がするのに、男はしょうがないなぁ。この作家さんは女性を描くのがうまいな、と思いました。