面白いと思います。
★★★★☆
リアルさがないとかいっている人は、リアルクローズの意味が「現実性のある服」だと言うことを知らないんだろうなー。
リアルさを売りにしてるからリアルクローズだっておもっているんじゃないかなー。
ってことでこの漫画は別にリアルさを売りにしているわけじゃないんだしコレでいいじゃん。
っていうか私はリアル過ぎる漫画は面白く感じないのでこれでちょうど面白いと思います。
この漫画が描きたいことは、
★★★★☆
「働きマン」「サプリ」など働く女性にスポットをあてた漫画はたくさんある。
それがいいのか悪いのかはさておき、
この「Real Clothes」にはリアルさが足りない。
「絹恵ちゃん、あんたほんまに働いてるんかい!」と言いたいような
忙しいというけど仕事してるシーンにリアルさが足りず、
あまりにトントンと出世してたり、評価され過ぎてたり、
そんなに対人関係どうこうだけで仕事って片付く?みたいな苦笑
だけど、作者が描きたいのは「働く女性」じゃないかもしれない。
むしろ「絹恵」という女性であって(絹恵ちゃんの在る世界がたまたまそこだっただけで)、
「仕事」というものへのなんらかの主張というより、
あくまで漫画としてこの作品を楽しんでもらえる事が目的のような。
それならその部分のリアルさは足りなくても一つの作品としては大成功と言える。
実際、読んでたら面白いし。
あくまで漫画だと思えば色んな展開になるのはむしろ楽しい。
何よりそれぞれのキャラクターはすごく魅力的。
さすがの槙村さんなので、どのキャラにも個性や主張(性格)を持たせられている。
人間の感情はかなり「リアル」に描かれている。
今思えばこれがこの漫画のキモとも言える所で、
それによって「仕事」は設定の上でファンタジーになっちゃうけど、
漫画としての魅力がググッと上がる。
そういう意味ではすごく丁寧で、今回の美貴様の言葉には涙が出た。
今後ますます「(少女)漫画っぽく」なっていくのかもしれませんが
私は今後も楽しみにしてます。
脇役にスポットをあてた巻
★★★★★
主人公絹恵のストーリーは一旦お休みして
小西、田淵、神保・・・と
個性的かつ魅力的な脇役達にスポットをあてた
番外編的な流れの印象が。
物語も長くなってくると こういうブレイクタイムが挟まれることで
ストーリーに深みと奥行きを持たせると思うので 個人的には大歓迎。
前巻から続く小西嬢の話も 多少の駆け足感は否めないが
彼女の成長と意識の変化、そして何より
「若さ」の可能性が存分に表されていて
こちらもとても爽快な心地になった。
田淵の話では デキる男の内側の脆さや弱さや不器用さが
赤裸々?に語られていて、田淵贔屓の私としては
こちらもとても興味深かった。
これまでがあまりにも隙なく見えていただけに
そこが返って胡散臭かったが、この巻で彼の脆さを見て
ギャップに絆されてしまった。
作者の思惑にまんまと嵌っているかもしれない、と自嘲しつつも
田淵への愛しさは倍増。今後の彼へもこれまで以上に注目だ。
きっちり身体を絞ってきた田淵を絹恵の視線が辿る様子は
まさに共感。(絹恵、この点だけは若いお嬢さんらしくない)
最後は美姫さま。
相変わらず完璧なスタイルで 彼女が出てくるだけで
こちらも背筋がぴんと伸びる。
彼女の言葉には毎回唸る。これぞ自分に厳しく生き抜いてきた彼女の
人生の経験値のなせる業。憧れてやまない。
その彼女にもまた転機が。世界制服などどうでもいい。その小さな呟きに
美姫さまの真の情熱を垣間見た気がする。
越前屋を去ると絹恵に告げたこの人の今後にも大注目だ。
主人公に共感して読んできた方には
今回の巻はやや物足りない感があるかもしれない。
でも「物語」という点では秀逸。
サクセス、ラブ、ヒューマンのどれにも固執せず
そのどれもが最高の按排で配されていると思う。
ゆえに星5つ。
どうした?
★★☆☆☆
正規雇用社員と非正規雇用者員の確執
百貨店統合問題
職場恋愛
上司や職場での人間関係
仕事でのスキルアップ
こんなに無理クリいれるからどれもこれも中途半端
20歳そこそこのまるで109にいそうなカリスマ店員もどきの販売員が
百貨店inSHOPのシャネルでジャケットレンタルしてミックスコーディネート
着てんのみて 50(40?)過ぎの上顧客がその場で大声出して
1着70万円もするジャケット買ったりするのか?
なんもかんも中途半端。
出てくるキャラも多すぎるし…
そろそろ8巻だから終わってもいいかも
どんどんリアリティーが・・・
★★☆☆☆
なくなっています。
仕事の面を言えば、絹恵は「課長島耕作」みたく、仕事でいまいち努力しているようには見受けられないのに、他の人に引っ張りあげられたり、偶然デザイナーと意気投合したりして実績(???)を認められていっている感がある・・。
恋愛についても、6巻での田淵の婚約者とのてん末があまりにもリアリティーに欠けてたからドキドキ感がなくなってしまった。7巻にしても、大の大人が、部下に恋の後始末をお願いするだろうか!?結局は田淵とくっつく方向に持っていきたいとはいえ、無理があると思う。
昔のメルヘンな少女マンガの域を脱していない感がある。
「Real」と言うなら、バリバリ働く女性・男性のRealな恋愛を描いて欲しい。
どうも、仕事と恋愛との頁の割り振り方が中途半端に思ってしまう。
もっと頁を裂いて仕事のことを深く描いて欲しいところは流されて、「少女マンガ」的恋愛の頁が多い・・・。
多分、次巻も買うと思うけど、段々買うかどうか迷ってきて居ます。
次巻はデパート統合の話がメインになりそうだけど、仕事の肝心なところで「少女マンガ」的にまとめられたら、さすがに引いてしまうかも・・・。