誤訳が多すぎる
★★☆☆☆
本書を読んでいてどうも判りにくいので、第4章の一部を原書と照らし合わせてみたら
誤訳の多さに驚いた。
例えば、alsoが「それゆえ」(229、230頁)と訳されていたり(alsoにそんな意味はない)、
the inordinate appetite men have to cling to…が
「法外な欲望に満ちた人間は…に執着しなければならない」(231頁)と訳されていたり
(appetiteは名詞なので先行詞としてhaveの目的語になるはず)、
翻訳以前の問題。
下訳は数人で分担したようなので他の箇所はもう少しマシなのかもしれないが。
改訳を望む。