と弾いてくれた曲で、その想い出から取り入れたらしい。(たしかそんな話しだった・・・)そのうれしさがそのまま演奏に反映している。ヴィターリの「シャコンヌ」は残念ながらあまり良い出来だったとは私は思えなかった。しかし、その後に収録されている「月の光」。これがとても美しい。本当に美しい。「シンドラーのリスト」も映画曲を越えて、とても綺麗なヴァイオリン曲にアレンジされている。そしてどうしても書かねばならぬが、録音状態が気に入らない。「キンキン」と言えばいいだろうか?録音したホールが悪いのか、マイクとの相性が悪かったのか?その点からいえば星4つといいたいが、結局何度も聴いてしまっているCDなのである。なので星5つつけた。それだけ結局魅力があるCDなのだ。BGMや想い出に浸るには、このCDはお薦めだ。しかし川畠成道をもっと知りたいという人は、是非「無伴奏・シャコンヌ」をセットで買って欲しい。「シャコンヌ」と「トロイメライ」を聴き比べてもらえば、私の言った「キンキン」という録音にがっかりした事が理解つくであろう。川畠氏の音色はこのCDだけで決めつけてはもったいないのだ・・・。