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生命のバカ力 (講談社プラスアルファ新書)

価格: ¥924
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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奇説・珍説のオンパレード ★☆☆☆☆
科学者が特異な信念や教義の虜になるのは結構だが科学的リテラシー
論理的思考の無い人が読むとスゴイ!と思ってしまうのだろう。
「大腸菌の六十兆倍という数の細胞からなる一人の人間の値打ちは、
世界中の富、世界中の英知をはるかに上まわる」など失笑を禁じ得ない
主張が散見する。
遺伝子の権威が書かれた不思議なエネルギーの魅力。 ★★★★★
遺伝子が、僕らの生命に、どのような影響をしているのだろうか?
人間の細胞を構成しているだけでなく、人の生き方にも影響しているのだろうか。

遺伝子の権威・村上和雄先生から、人間の持つ潜在意識の力、人間の理性や知性をはるかに超える「サムシング・グレート」の働きに着目されているのが、彼の現代の最先端科学のようである。

p139 潜在意識へのはたらきかけ
 人間は非常に多くの可能性を持っていますが、その可能性の扉を開くカギの一つは、潜在意識でしょう。(中略)問題はそれをどうやって導きだすかです。

p176「身銭を切る」意気込み
 将来、ひとかどの研究者になるためには、若いうちに身銭を切ってでも研究に没頭する姿勢を身につけておかねばなりません。

僕は、20年の歳月と、2万冊の蔵書が、必要な気がしています。
研究分野によっても違うでしょうが…

眠っている97%の遺伝子に、目を向けてみませんか。
私達は無限の可能性を等しく持っている。 ★★★★★
人も動物も植物も細胞も、遺伝子を持つものは皆、
等しく無限大の可能性を秘めている。
遺伝子にプログラムされていることならば、
遺伝子のスイッチがオンになりさえすれば、
何でもできるようになるのだ。
例え、不可能と思えることでも。

こんなこと聞いたら、ワクワクしてきませんか?
持って生まれた才能の違い、なんてあきらめる必要はないんです!

ブドウ糖しか食べることができないと思われていた大腸菌が、
乳糖だけを与え続けた結果、飢餓状態を乗り越えて、
ついには乳糖を食べることができるようになった。

これは、乳糖を消化するという新たな能力が備わったのではなく、
元々持っていて眠っていた能力が目覚めたのである。
(スイッチがオンになった。)
遺伝子は、乳糖を消化するというプログラムと元々持っていたのに、
使っていなかっただけなのだ。

こんな実例がたくさん載っています。
ほら、ワクワクしてきたでしょう?


ただ、他の方が書かれているように、
村上先生の他の著書と内容が重なる部分がけっこうあるのは事実です。
が、この本が一番わかりやすく万人向けにまとまっている感じがします。
似たような話が多い。 ★★★☆☆
 村上和雄先生の話はDNAの最先端であるので、読んでいてワクワクします。今回は糖尿病の数値が、笑いによって抑制される、あるいは恋愛感情とセロトニンについて参考になり、楽しませていただいた。
 しかしながら、全般的に自身の身の上話等、他の著書とダブル点がなんとも、内容を薄くしているように感じてしまう。そこが少し残念である。次回はこれでもか!これでもか!といったDNAについての濃く深い講義を賜りたい。
遺伝子研究が示す人間の秘められた能力 ★★★★☆
最近は人間の遺伝子に関する科学的解明が進み、遺伝子がわかれば人間の全てが分かってしまうという風潮が多いように思う。遺伝子の研究は、医療分野等で今後の発展が見込まれる未来的分野であるが、そのことが私たちに対して、非常に矮小な人間観を提示する危険もある。

本書は、遺伝学者の著者が、むしろ遺伝子のON、OFFということを通して、人間の本来持っている秘められた能力を発揮できるということを、自身の研究体験談を通して解いている。私たちが何かに夢中になり熱中した時に思いもよらない力を発揮するのは、そのことによって私たちの中の眠っている遺伝子がONになるからだという。

また、科学の発展において重要なのは、学会などの表に表れる「デイサイエンス」ではなく研究者の失敗や、説明のつかない閃きから得られる発想を基にした研究「ナイトサイエンス」という話は、科学の研究のみならずどの分野にも当てはまるおもしろい話だ。

ただ本書は遺伝子のON、OFFによって人間が本来持つポテンシャルを発揮できると解いてはいるが、そのことに対する具体的科学的説明がもう一歩少ないように思う。つまりON、OFFの説明は分かるようだが、具体的にはどういう現象がそうさせているのかは、もう一つ突っ込んだ説明が欲しかった。まあその点はこの著者のほかの本を読むとよいのだろう。