相変わらずのび太とドラえもん
★★★★☆
長編です。今回は、ビンゴの一件に続かんばかりの「恋のキューピッド」がテーマです。
ようやく、バーティーもジーヴスのお世話にならない程度にしっかりしたのかと思いきや、
やっぱり相変わらず。おいおいバーティー、ジーヴスはもうあんたの執事じゃないってば、
あんたには新しい「強烈な」執事がいるじゃんと言いたくなる場面多数です。
(今回特筆すべきはこの「新執事」です。これが又いい味だしてます)
ただ、今回の脇を固める登場人物は、いずれも今までの短編集での「個性派ぞろい」なのと、
バーティの華麗なる?女性遍歴も結構大きな要素を占めているため、
ジーヴスシリーズで最初に読む本としては薦めません。
短編集を読破してからこの本は読みましょう
長編もおもしろいなぁ
★★★★★
賢い執事ジーヴスとお馬鹿な雇用主バートラム(バーティ)ウースターの
シリーズ初の長編物
些細な出来事でジーヴスが執事を辞職する事から始まる物語
しかし、別れたあともバーティの友だちに雇用されるジーヴスとロンドンの
家を出てジーヴスを雇ったチャッフィの広大な敷地の離れで暮らすことになる
バーティはなんとなく つかず離れず
そんな中バーティは昔婚約していたポーリーンとチャッフィの
恋仲のキューピッドになろうとするが...
最後はジーヴスとバーティが元の関係に戻ると言った訳者あとがきにもある
通りの一大ラブロマンスみたいな物語になっているがそこはウッドハウス
随所に細かい笑いが散りばめられておりとてもおもしろい物語になっている
この長編も本当におもしろいのだが、ボク個人的には短編の方が切れ味がある
というかなんというか好きではある
でもこれだって本当におもしろいので是非お読みいただきたい一冊である