この物語は単なるハッピーエンドものではありません。
読者をハラハラドキドキさせ時に不安にさせてくれます。
子供たちに真の友情とは、愛とはを実感させてくれます。
そして、読み終わった後には生きる希望を与えてくれる読み物だからです。
また登場人物の描き方に男女差別が全くない点がとても気に入っています。
今回は、馴染み深いリンの村を離れて、
しかも、まったく自分とは違う民族のそれぞれ対立する種族の代表者とともに、冒険をしなければなりません。
今回は本当に一人ぼっちです。
けれど、今回の旅でローワンは大きく成長します。
なかなか、しっかりしないいつまでもぐずぐずしていた彼ですが、
そろそろやっと、自分の力に気づいてきたみたい。
今後が楽しみです。