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ローワンと黄金の谷の謎 (リンの谷のローワン 2)

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: あすなろ書房
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見えないところに闇は潜む… ★★★★★
今回はリンの村全体を
ある「見えざる魔物」が襲います。

はじめは早くに帰ってきた「旅の人」の
仕業だと思っていたリンの村の人々。
しかし、そういっているうちに村中の人たちが
まるで何か病気にかかったように眠りこけ
何をしても起きなくなってしまったのです。

異変が起きたと察したローワンとアランの二人は
旅の人の元へ向かうのです…

このお話はまたもや、ローワンの勇気が村を救います。
なぜ、彼だけは謎の眠り病にかからなかったか?

それは村の人々が役立たずとないがしろにしたものに
答えはあるのです。

この作品も最後はとにかく壮絶。
どんなにすごいかは呼んでみれば実感できることでしょう。
やさしさに満ちあふれている ★★★★★
村の英雄になったはずのローワンは、相変わらずの気の小さい少年で鼻水ずるずるの村で唯一の花粉症患者。”旅の人”がやってきて2つの民には疑心暗鬼が生まれ、やがて村を襲った悲劇。旅の人の登場や古い言い伝えで新たな一面が加わりました。ローワンの物語はやさしさにあふれ、単純なようで深いと思います。
読みつづけてよかった! ★★★★★
先に読んだ『デルトラ・クエスト』の触れ込みが“ローワンの作者がおくる・・・”だったので、「ローワンって?」と思って読み始めたのがきっかけです。1巻を読んだ時は「いい作品だけど地味だなぁ」と思いましたが、2巻目に読み進んだのは大正解でした!ぐんと面白くなります!この巻でも相変わらず引っ込み思案なローワンの性格が、今の時代にはかえって大切にしたくなります。なぜか花粉症っていうのがまたいい。。(私もです)(笑)
炉辺の語り部の物語 ★★★★★
すでに、第1作目の冒険で、英雄に仲間入りしたローワン。
この作品の中でも、前回の彼の冒険について、
友人で、半分「旅の人」であるアランが物語るシーンがあります。
それなのに、あいかわらずのローワンは鼻水をぐずぐず言わせながら(花粉症なの!)あいかわらず自分が「弱虫で何もできない」と落ち込んでいます。

そんな彼だから、新しいなぞに対しても先入観を持たずに
取り組んでいけるのかもしれません。

また、この作品が生まれたオーストラリアという地のせいかもしれませんが、
「一見無用に見えるもの」
「一見、役立たずに見えるもの」
そういったものが、実は大地の大きなからくりの中では
重要な役割を果たしているんだよ、そういう作者からのメッセージをごく素直に受け取ることができました。

ストーリーはシンプルで、もっとこったお話が好きな人には
物足りないかも。
けれど、炉辺の語り部の物語としては
こんなあっさりした物語が一番子供たちをわくわくさせてくれるのではないかと思います。

 あまいかおりは悪魔のささやき ★★★★☆
 ローワンシリーズの第2段である。
前作に続きやせウサギのローワンがシバの予言により活躍する。
幸せをもたらすはずのヤマイチゴの木がリンの人々に新たな試練を課す。
ローワンは現代人よろしく村でただ1人の花粉症患者である。そんなローワンは強くなりたいと願い、早く母さんを助けたいと思うのである。

 そんなある日、珍しく2年続けて旅の人が村を訪れる。
その夜、事件は起こるのである。リンの人々はねむり病にかかるのである。
半分は旅の人であるアランとローワンのみがなんとか、難を逃れる。

旅の人の先駆けであるジラーは一族の悲願のため、ローワンは谷の人を助けるために伝説の黄金の谷へと向かうのである。しかし、そこはもはや黄金の谷ではなかったのである。何故か?危機が谷に迫っている。ローワンは何故選ばれたのか?

 その謎を知りたくて、読み進んでしまう。しかし、解決編は至極簡単であった。もう、1捻りあると良かった。しかし、また3巻を読みたくなる。
旅の人との友情はどうなるのか、フクロウはローワンに何を伝えるのか?
成長するローワンが楽しみである。