この巻を読んでいて思うことは、一般的な正義になんともいえない疑念を持つことでしょうか。よくある正義を求めている「高雅」より、どちらかといえば正義っぽくない「ジン」のほうがより正義のように感じるのです。でも、「高雅」のいう正義も間違ってはいない。これからどのように正義が固まっていくのかがヒジョーに楽しみです。
出来は星五つですが、これで満足していたら後々評価に困るので三つにしときましょう。でも価値で言えば十分に星五つですからね。
ちなみにこの巻から桂さんの、恐らく並々ならぬ思いのこもったであろうローアングルからの「おしり」が出てきます。「尻」ではなく「おしり」です。そして三巻では、2巻を凌ぐ「おしり」の数です。大盤振る舞いです。しかし、ジャンプの「アイズ」より露出度は遙かに低いです。掲載は青年誌なのにね。「アイズ」のおしり攻撃に赤面して読めなかった人でも大丈夫だと思います。一応一通り目を通した方がいいかと思いますが、恐らく三巻まとめ買いするでしょう
自問自答しながらも、成長する彼とともに、それとは対比した正義の思想を持つキャラクターを登場させることで、いっそう話は深まっていく。
正義とは・・一体・・何だ
1・2巻両方読んで初めて面白さがわかると思うが、どちらか一方でも十分楽しめると思う。
何かマンガを読みたいけれど、何がいいかな?と思っているのなら、値段は張っても迷わずこれを買うと良い。
期待以上の物になるだろう。