温かみある音楽小説
★★★★☆
ミュージシャンたちのきらめきを切り取った短編集です。
文庫版のみの書き下ろし作品
「アンコール 親父の唄」が収録されています。
まさか、まさか、とラストの想像がついて、やっぱり〜と
それが面白い話もあれば、最後に予想を巧い具合に裏切ってくれて、
ブラボーな感じの話まであって面白いです。
「笑うライオン」が個人的に一番です。
「明日に笑え」は、なんとなくモデルが分かります。
「アンコール 親父の唄」は、現実味があって印象に残る話でした。
和み、切なさ、温かさがミックスされています。