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Beautiful Sunset (フラワーコミックス)

価格: ¥420
カテゴリ: コミック
ブランド: 小学館
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多彩な書き分けができる作家さんです! ★★★★☆
最初にこの方の作品を読んだのは、「月刊Flowers」の「坂道のアポロン」。
その後、本屋で「光の海」と「羽衣ミシン」を買って読んだのですが、不覚にも最初は「坂道アポロン」を描いている方とは気がつきませんでした(笑)。
それは私の不覚が原因ではあるものの、描いていた時期、作品によって、テイストが異なるからじゃないかと思います。
繊細で、青春っぽい作品が多いので最初は気がつきませんでしたが、結構、エンターテイメントとして色々と描ける作者さんなんだと思います。
この単行本は、その名の通り、初期短編集なので、「若さ」を感じる作品が多く、読んでいるとチクチク痛いようなお話が多いです。
個人的にはもっとエンターテイメントしている最近の作品の方が好きです。
だから、星は四つ。
でも、この作品集も才能の片鱗を感じる作品が多いです。
面白い作家さんです。
まるで逃げ水のような ★★★★★
「羽衣ミシン」でも「坂道のアポロン」でも、小玉ユキさんの作品には、読者と一定の距離間を計るところがある気がしていました。
それは拒絶する冷たさではなくて、体をすり寄せてきても抱き上げようとすると、スルッとかわしてしまうネコの仕草を見るような、ある種の心地よさが作品に感じられるのです。
この距離間は作者と作品の間にもある気がしていたのですが、今回、ラストの作品の「ゆびきり」を読んで、一端が少し見えたような気がしました。
ショーケースに並んだ宝石というよりも、宝石箱に無造作にほうり込まれている硬質の作品群を、ひとつひとつ手に取っていただきたいと思います。
読みごたえあり ★★★★★
表題作で一気に学生時代のいろんな感情が思い出されて堪能しました…。
「さくらんぼう」は異色の題材ですが違和感なく入り込め、不思議な読後感に魅了されました。「満員電車」「ゆびきり」もすごく好きな作品です。

どれも切り口が新鮮で個性的、でも共感できるお話ばかりで、5作品読み終わったあとはフルコースのディナーを頂いたような感じの大満足の一冊でした。