インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

「星の王子さま」をフランス語で読む (ちくま学芸文庫)

価格: ¥945
カテゴリ: 文庫
ブランド: 筑摩書房
Amazon.co.jpで確認
フランス語原文のニュアンスを味わうための名ガイドブック ★★★★★
私は(英語は普通に自信ありますが)フランス語は多少かじっている程度です。そんな私でも本書の仏語文法解説は(時間をかければ)何とかfollow出来る程度の難易度でした。学ぶべき文法事項の全体像を概観できた気がします。この経験は今後きっと役立つことでしょう。(スキー初心者が中級者コースを体感してみて、今後の参考にした、そんな感じですね)

前もって「星の王子さま」を読んでいる方が面白く読めると思います。以前読んだ日本語翻訳は、実は非常に訳しにくい仏文だったんだ、と認識できました。(翻訳者の人知れないご苦労が偲ばれます) 翻訳を通すと、原文でのニュアンスがどうしても失われる処が出てきます。その事情を仏文とその英文試訳(or 日本語訳)の差で具体的にご説明される処は読み応えがありました。いわば、翻訳によって【生のイカ】が【焼きイカ】(時には【スルメ】!)に変わってしまわざるを得ない訳です。「そうか、あそこはスルメを食ってた訳だ!」と色々と気付きました。そういう訳で仏語原文から直接味わえるようになりたいなぁ、というモチベーションが高まりました。

本書を通じて改めて"On ne voit bien qu'avec le coeur"を味わいました。「花も美しい、月も美しい、それに気付く心が美しい」(円覚慈雲 和尚)と共通する点があるように思えて、改めて興味深かったです。
フランス語と日本語のバランスがよい ★★★★☆
星の王子さまを読み勧めながらフランス語の基礎的なこと学べる本である。星の王子さまというよく知られた本を語りながらフランス語の説明が適宜挿入されているという書かれ方がされていて、日本語とフランス語の部分のバランスがとれていて、読んでいて疲れない。ところどころにこの作品に対する著者の意見が書きこまれているが、それを読むと著者がこの本を愛していることが伝わってくる。星の王子さまをまた読んだ事がない人でも読みやすいように、簡単に物語を説明しながら進んでいくので、星の王子さまを読んだことがない人でも、読みやすい。フランス語既習者も、星の王子さまの簡単な感想を読むような感じで復習がてら、読むことができる。ただ、一つ難点を言うと、著者が少し難易度の高いフランス語を本文に使い、それに訳を加えていない部分が少々ある。初学者は少しつまずいてしまうかもしれない。
「星の王子さま」を愛する人に・・ ★★★☆☆
原文5行ぐらいに対し、大学の講義のような(日本語の)口調で解説が数ページに渡り割いてあり、読み進めやすいです。そのため部分的に取り上げざるを得ず、オール仏語で読みたいという上級者の方には少し物足りないかもしれません。また「入門者からでも楽しく学べる」とありますが、(これから仏語をやろうかなぁ)とか、仏語を始めたばかりの方が読む場合、やはり少なくとも文法の基礎を一通りやっておかないと、原文の微妙なニュアンスを味わう前に文法で挫折しかねないので要注意!でも最初からそんなに仏語を勉強する気のない方が読むのであれば、(難しい解説は読み飛ばして)普通に楽しめることと思います。いづれにしても、「星の王子さま」をもっと好きになりたい人には絶対、お勧めの一冊であることに変わりはありません。
もっと深くフランス語で!! ★★★★★
 星の王子さまの話はずっと大好きで、絵本やアニメ版などでもずっと慣れ親しんでいたので、何でも分かっているつもりでした。

 しかし、作者の本当に伝えたいメッセージというものは、原文のちょっとした言い回しなどに隠されているものなので、いつかフランス語で読みたいとも思っていました。そんな時にこの本を見つけたのです!もちろん私は一度もフランス語について勉強したことがありません。

 この本はそんな私も受け入れてくれて、今まで訳の都合で省略されて気が付かなかった深い意味合いをたくさん教えてくれました。特に何気ないキツネとの会話には、とても大事なキーワードが隠されていた事を知り、すごい発見で嬉しくなりました!

 単純にフランス語を勉強したい人、フランス語に興味!はないけど星の王子さまが大好きな人など、ぜひぜひ読んでみてください!!
きっと一味も二味も違った目線で、物語が楽しめるはずです☆

原本にふれてみたい『星の王子様』 ★★★☆☆
フランスに旅行した時に勢いで購入した仏語のLe Petit Prince、どうしようと思っていたところ(^_^;)、この本を見つけました。仏語の文法説明と分かりやすい解説、可愛いイラスト付きで、楽しみながら読む事が出来ました。