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池波正太郎・鬼平料理帳 (文春文庫 (142‐34))

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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なりきり・・・・? ★★☆☆☆
本の内容はそれなりに面白いですが、佐藤さんがまるで池波正太郎氏になりきったかのように
薀蓄を重ねる事に、少し戸惑いを覚えます。
池波氏の本の文言を数行そのまま引用していたり
これが著作として出版される事にすら疑問を覚えざるを得ません。

また、著者を「池波正太郎」と勘違いさせるようなamazonの表記も
再考する必要があると思います。
この本の著者は池波氏ではなく、池波氏かぶれの佐藤隆介氏であります。
正直がっかり・・・・。
料理法の再現としても解説としても内容不足です。
「鬼平」の食卓を楽しむ! ★★★★★
タイトルからしてとってもイカしている、『鬼平犯科帳』に登場する料理を春・夏・秋・冬に分けて集めた本。池波作品に欠かせないのは、季節の料理。豪華なものでなくてもいい、さりげない日常の食卓が、物語をより面白いものにしている。季節の描写のためとしても勿論、人物紹介、あるいはそのときどきの心理描写に、料理は大きな役割を果たしている。その料理を実際に食べてみたい、作って見たい、というファンは非常に多いはずだ。私もその一人で、見かけて即購入した。
その料理が登場するシーンの抜書きと、著者佐藤隆介氏のエッセイ。巻頭には池波正太郎氏のエッセイ。

簡単に作れて鬼平気分が味わえるものもたくさんあるので、江戸を味わうレシピとして使っているが、深川飯、柱飯(貝柱ごはんなど、素材そのものが勝負、昔は素材が良かったのでバカウマだった、という料理には、つくづく現代の環境が哀しくなる。それは巻頭エッセイで池波先生が嘆いておられる通りだ。

夏には瓜もみ、冬には小鍋だて・・・目と舌で鬼平と江戸を味わい尽くす一冊。読んでも楽しいが、いくつか実際に作ってみればなお楽しい。