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梅安料理ごよみ (講談社文庫)

価格: ¥520
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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悪くはない ★★☆☆☆
池波正太郎自身が書いているわけではない。だからと言って悪い内容の本でもないです。作品に出てくる料理に関して池波正太郎以外の視点で描かれている内容なため、読んでみて損はないだろうと思います。

しかし、釈然としない部分もあります。
 この本の作者は池波作品の解説(巻末に解説ってありますよね?それを書いています)をしている方なのですが、その解説や池波正太郎自身の人物像のとらえ方も、彼なりのとらえ方をしていて大変参考になります。この本に関して言えばなぜか彼自身が池波氏になりきったようなセリフをたらたらと書き記しており、途中から人の(池波氏になったつもりになって)言葉をかりて説教するような文が前面に出てくるため急に興ざめしてしまいました。まるで池波氏と同化しようとしてるみたいで、この人らしくないとおもいました。
(私はそういった視点で語られたお説教の文章が耐えられず半分読んで近くのごみ箱に捨てました)

 それを我慢すれば問題のないものです。ファンは読んでみてもいいかもしれません。

ただしそれは、もう池波氏の作品はすべて読んでしまってもう読むものがない、という状況になってからの方がいい。もしまだ読んでない作品があるならばそれを買いましょう。

できれば立ち読みしてみてから購入を検討すべきです。
梅安シリーズの舞台裏 ★★★☆☆
この本は梅安好き、料理好きの佐藤隆介・筒井ガンコ堂の2氏が梅安シリーズの中から食事の風景を抜き出して解説したもので、池波正太郎自身が書き下したものではない(巻頭に池波への聞き書きはある)。兎汁、鮑の酢貝、掻鯛など現代人のわれわれが簡単に口にできない料理も少なくないが、読むだけでも楽しい。なによりも池波正太郎が、当時の庶民の暮らし向きに対する確固たるイメージを持っていたことに感心する。そういった意味で、肩のこらない江戸文化の入門書ともいえよう。