いい!
★★★★★
草間さんのストーリーテラーっぷりは、恋愛のプロセスとそれに関する登場人物の感情描写のみが重点的に描かれるほとんどのBL作品の中で少し異色だと思います。
よく練られた設定や小道具が、登場人物達の想いをより魅力的にさせる草間さんの漫画。
初めて少女漫画誌からのコミックスとなったこの作品も、淡々と静かな語り口ながら、みずみずしくてどこか切ない、大人のおとぎ話です。
神成さんがだいすき☆
大好きです。
★★★★★
毎月買っていたflowarsで出会いました。
まず独特な世界観に引き込まれ、何度も何度も読み返す内に深くハマっていました。
1冊に9つの短編が(話が繋がっていたりしますが)入っていて、1話1話読み応えがあります。
個人的に特に好きな作品は、表題作『さよならキャラバン』と『本日はお日柄もよく』です。この2つが短編の中で最も少女漫画らしいお話ではないでしょうか。台詞も印象的でとにかく雰囲気が素敵。
元々BL作家さんで少女漫画誌からは初めてのコミックスということですが、心底惚れました。
BLも大好きなので、これを機に草間さかえ先生の作品を集めてしまいました。
これからの作品もジャンルを問わず楽しみにしています。興味のある方は是非。一読の価値ありです。
これは、素晴らしい!
★★★★★
草間さんの作品は今回、初めて読みましたが、あまりのレベルの高さに驚きました。特に「本日はお日柄もよく」は、最上の日本古典文学に比肩する風格さえ感じられるほど。草間さんのような実力を持つ作家さんがBL界に大勢いらっしゃるとしたら、これは大変なことです。
ファンタジー
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新居昭乃と言う歌い手の歌に「OMATURI」と言う楽曲があります。
あちらの世界との関わりを歌っているのですが、今作品は同じ雰囲気を持っています。
一つの町を基としたストーリーの中に日本のわらべ唄にあるような怖さと情緒を持ちながら、現代作品としての画風と展開をもった良作です。
以上
いいものはいい
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初めて草間先生の作品を読んだのが、この中の「金魚の旅」で、ここに出てくるお兄ちゃんに一目ぼれしてしまい、他の草間先生の作品を求めて無縁だったBLも読みました。他の方もおっしゃる通り、BLだろうが、少女漫画だろうが、いいものはいい。出てくる男の人は色っぽいし、女の子は可愛い。映画を見たあとのような読後感です。素敵な1冊だと思います。