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フィツカラルド [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: 東北新社
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   19世紀末のペルー。カルーソのオペラを聞きたいがばかりに、アマゾン川の上流にオペラハウスを建設しようとするフィツカラルド。彼の指示のもと、巨大な白い蒸気船が川を上り、山を越えようとする。
   ドイツの巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク監督の代表作『フィツカラルド』という映画を一言で言ってしまえば、妄想に取り憑かれたオペラ好きの自称実業家が、巨大な船で山を越える映画である。クラウス・キンスキー演じる妄想一代男フィツカラルドの姿は、現実に船が山を越えるシーンを撮影するため、デジタル技術もCGもなかった時代に、重量320トンの本当の船で実際に山を越えたヘルツォークの姿とオーバーラップする。
   本作品は、その視覚的スペクタクル性、大作感において、まさしく壮大希有という言葉がふさわしい。この監督にしてこのキャラ有。なお娼館を切り盛りし、フィツカラルドを支える女性にベテランのクラウディア・カルディナーレが扮している。(斉藤守彦)
二度とは作れない執念を感じる ★★★★★
船が山を登るところ・・・見たことありますか?

この映画では本当にそれをやっています。
アマゾンの大木をバタバタ切り倒したりするシーンも
現代なら許されないでしょう。

そうした執念が主人公の執念とリンクしていてグッときます。

傑作ではないかもしれませんが唯一無二の価値をご覧あれ!
映画は荒削りでもいい。ロマンがこもっていれば。 ★★★★★
ニュージャーマンシネマの一旗手、ヴェルナー・ヘルツォーク監督の野心作です。アマゾンの奥地でオペラハウスを建てようという男の七転び八起きの物語がまず風変わりで目を引きます。また一攫千金を得るために決死の大博打を打つのですが、それが奇想天外で面白い。

そんな奇想天外な話の流れなので、ところどころつなぎに荒削りな部分が目立ちます。また、キャラクターたちの細やかな心理描写に欠けることはたしか。またラストへの持っていきかたが半ば強引でもあります。

が、異郷の地での男の飽くなきチャレンジ精神が爽やかに感じられ、一気に観てしまいます。そのあたりヘルツォーク監督の、ところどころに笑いをかませ、美しいアマゾンの風景を挿入し、好感の持てる喜劇にもにた抒情詩にこの作品を仕上げているところが見事。特にアマゾンに響き渡るオペラ楽曲に主人公の浪漫をいやがうえにも感じ入るほかはありません。ジャングルとオペラのシューリアリスティックな対比も実に味わい深いのです。

半ば狂信的な、でもチャーミングな主人公フィッツカラルドを怪優クラウス・キンスキーが熱演。夢果てぬ男を、滑稽に、またリアルに演じています。特に、よれよれの白いスーツとストローハットがアマゾンのエキゾシズムとぴったりマッチ。ああいうの着て、ドロだらけになるの憧れですね!往年の美人女優、クラウディア・カルディナーレをもうちょっと観ていたかった。でも彼女、ホントにいつまでもキュートです。
ただただ圧巻、ただただ唖然 ★★★★☆
内容においても、主演クラウス・キンスキーの役回り、存在感にせよ、「アギーレ・神の怒り」と対を成す作品である。 ややパラノイアックで誇大妄想的なキャラクターという点では共通だが、「アギーレ〜」の鬼気に対して、本作は稚気。自分の夢に生きるドンキホーテ的な純粋さは、終始身につけるヨレヨレの白いスーツと、逆立ち気味のヘアスタイルも相まって、可愛い印象すら与えられる。 アマゾンの密林と原住民達のストレンジな不気味さは「アギーレ〜」同様。そして、何と言っても最大の見せ場、船が山を越えるシーン!特撮じゃなしに、これを本当にやってしまったヘルツォークは凄い。まさに現在では実現不可能な、映画という名の土木事業。監督自身も、楽屋裏ではキンスキーと揉めまくっていたのにも関わらず、主人公フィッツカラルドに同化していると言っても過言ではない。 ラストシーンの夢を諦めないフィッツカラルドの男伊達、心意気が痛快だ。
ある種の思想 ★★★★★
“地球に優しくない”リアルな撮影は、『地獄の黙示録』に近いものがあります。SFX(死語?)には感じられない、ある種の思想がそこにはあります。
死の床にある友人のために「あのひとを死なせるわけにはいかない。ぼくが自分の足で歩いていけば助かるんだ」とミュンヘンからパリまで歩くという思想が。(『氷上旅日記』)

しかし、『地獄の黙示録』をいま撮ろうとしても環境団体や「みなさん」からクレームがつくだろうし、それどころか、フィルムによる映画や、紙でできている書籍が「資源の無駄づかい」という価値判断をされる日も近いのでしょうね。
さすがヘルツォーク! ★★★★★
 個人的には『カスパーハウザー』『小人の饗宴』『神に選ばれし〜』の方が好きですが、なかなか凄かったです。あんなに木を切ってしまって良いのかなと腑に落ちないものもありますが…実際にやってしまうところが怖い。
『キンスキー、我が最愛の敵』を見るとこの映画や他の映画の撮影秘話が分かって何倍も面白いです。監督は『フィツカラルド』でキンスキーが途中で帰ろうとした時、実際銃はもってなかったらしいですが、見つけだして8発銃を撃ち込んで自分も死ぬというような事を言い、監督が本気だと言う事が分かって、キンスキーは大人しく従ったそうです。