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ジャズ・イモータル

価格: ¥722
カテゴリ: CD
ブランド: EMIミュージックジャパン
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Brownie with West-Coasters ★★★★☆
Brownieがウエストコーストで録音した唯一のリーダー作ですが,彼のBest10に入れる人は少ないでしょう。
その理由の一つとしてこのアルバムのオリジナル盤(Pacific Jazz/PJ-3)には1954.7-8吹込みの7曲に混ざってBrownieの参加していない1曲('59.3録音のBones For Zoot)が含まれていたことが考えられます。
10インチ盤"Clifford Brown Ensemble featuring Zoot Sims"(PJLP-19)を12インチ盤に拡大し"Jazz Immortal"として出す時にこの1曲が追加されたようですが,日本人には考えられない無神経さであります。
日本人ならこの1曲はSimsのリーダー作"Choice"(PJ-20)のボーナス追加曲とするか,Annie Rossの"Complete Gasser Sessions"というタイトルで'59.2-3吹き込みをまとめるでしょう。
ということでこのCDは上記7曲にの別テイクが含まれており真の"Complete Jazz Immortal Sessions"と云えるでしょう。
特にの別テイクは,従来のボックス物"The Complete Blue Note And Pacific Jazz Recordings"(Blue Note/Mosaic)からも漏れてたもので貴重です。
Bones For Zootも欲しいという欲張りな人は,かつて東芝から「ジャズ・イモータル+2」というタイトルで10曲入りのCD(TOCJ-9335)が出されたこともあるので探してみて下さい。
演奏に関しては,Brownieの相変わらずブリリアントなトランペットが満喫できます。
Chet Bakerとの共演も数多く残しているRuss Freemanのピアノ,Joe MondragonまたはCarson Smithのベース,そしてShelly Mannのドラムスも好演です。
25歳で急死したBrownieの残したライブ音源等が最近色々と出されておりますが,彼の場合は音が悪かろうがとにかく全て出して欲しいというのが"あらかん親父"である私の心境です。
ウェスト・コースト・ジャズとの邂逅 ★★★★★
ブラウン=ローチ・クインテットの旗揚げは西海岸だが、ブラウンもローチもウェスト・コースト・ジャズ・ムーヴメントには関わっていないし、影響の授受もない。彼らは生粋のハード・バッパーである。
この作品では、そのブラウンが、クール・ジャズの面々に混じって東西共演を立派に果たし、成功を収めたことが確認できるのである。東西融和の録音には、同じパシフィックに「グランド・エンカウンター」という傑作もある。
喧嘩セッションにならないところは「クール」のせいなのか、ブラウンが見事に溶け込んで違和感を抱かせないところが聞き所。もちろん、妙な小手先の調整はするはずもなく、堂々のがっぷり四つなのだが、演奏内容は「抱擁」というほうが相応しい。
ブラウン・ファンは必ずコレクションしていなければならない傑作である。
なお、ブラウンはまだあまり持ってないというファンには、輸入盤のThe Complete Blue Note & Pacific Jazz Recordingsのほうを勧める。