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Memorial Album

価格: ¥478
カテゴリ: CD
ブランド: Blue Note Records
Amazon.co.jpで確認
   クリフォード・ブラウンの活動が本格化したのは、1953年。イキのいいスウィング感と、新鮮な着想に洗練と正確さを吹き込む演奏技術を持ったトランペッターだった。華々しいテクニックで聴く者を圧倒するディジー・ガレスピー、簡潔で内省的な演奏のマイルス・デイヴィスの2人が台頭する以前に、ジャズ・トランペッターたちの指標となったのもブラウンであり、そのスタイルは現在に至っても色あせていない。

   このCDは、ブラウンがリーダーを務めた最初期の録音2作品を1枚にまとめたもの。本作で彼が率いるクインテットまたはセクステットには、ニュー・ヨークのバップ・シーンを代表するミュージシャンも数名参加している。前半の9トラックは、ブラウンを交えた素晴らしいクインテットによる演奏。ツイストの効いたエキセントリックなソロがいい味を出している。影の実力派ピアニストことエルモ・ホープによるサポート、ドラマーのフィリー・ジョー・ジョーンズによる複雑怪奇なプレイも見事だ。アルト・サキソフォニストのルー・ドナルドソンはチャーリー・パーカーの影響を強く感じさせるが、ブラウンは自分流を貫き通す。バップ色豊かな「Cookin'」だろうと、スタンダードである「You Go to My Head」だろうと、その姿勢は変わらない。

   後半の9トラックはセクステットによる演奏で、主導権を握るのはアート・ブレイキーのドラムだ。逆に、アルト・サキソフォニストのジジ・グライストは抑えたプレイを展開し、ブラウンの楽しげに踊るようなラインを効果的に引き立てている。ミディアム・アップ・テンポを取った「Cherokee」は、ブラウンのもっとも印象的なトラックに挙げられるだろう。それぞれのセッションのオルタネイト・テイク群は、ブラウンの伸び伸びとした創造性を浮き彫りにする。また、ルディ・ヴァン・ゲルダーによるリマスタリングは、彼一流のゴージャスなトーンと強烈なドラミングに新たな光を当てている 。(Stuart Broomer, Amazon.com)

ザ・トランペットセンセーション ★★★★★
ジャズ界には数々の個性的なトランペッターがいるが、
クリフォード・ブラウン(1930−1956)の演奏はトランペットの王道を行く
これぞまさにミスタートランペットといえるだろう。
絢爛豪華な音色、豪放でイマジネーションあふれるアドリブは他の追随をゆるさない。
しかもこのセッション当時はまだ23才であるから驚きである。

ブラウンのセッションではブレイキーのバードランドライブとならんで
このCDが好きだ。
このCDは2つのセッションを1枚にまとめたものだが、
個人的にはブラウニーのソロが多い後半のそれがよい。
特に「チェロキー」がすばらしい。
それとこのCDではミディアムテンポ、バラードの曲が多いので彼の美しいペットの音色が堪能できる。
ただカミソリのような激しいアドリブソロは聴けないが・・・。

あとなんといってもこのCDの売りは
リマスターをルディー・ヴァン・ゲルダー自身がしていることだろう。
ブラウンのペットを一段といきいきとつややかに再生させている。
そして彼はまるで背景まで克明にピントが合った写真のように
ジャズというものを生々しくドキュメントしている。

1953年当時、麻薬渦におぼれていたマイルス・デイヴィスは
ある日ブラウンのライブを聴いて衝撃をうけ、
麻薬から立ち直るきっかけになったという。
聴いたことのない方も知っている方もぜひこの”衝撃”を味わってほしい。
TWO IN ONEでシャンプーみたいな作品ですが(笑) ★★★★★
2つの作品が1つにまとめられていますけど、皆様はどちらのセットがお好きですか? 人それぞれかと思いますが、僕は圧倒的にアートブレイキー、ジョンルイス、ジジ・グライスト達の羊さんチームの方に軍配を上げたいと思います。(ルーさんや、フィリーが入ってる方は、ひよこチームです。分り易いように勝手に名前を付けました。)羊さんチームでは、ブラウニーがソロをより多くとっているし、どれもブリリアントな素晴らしいプレイで泣けます。多分それは、"チェロキー"をはじめとして曲がまず良いところ、そしてアレンジで彼のソロスペースをきちっと取っているところ等から来てますね。ジョンルイスなんかとっても彼らしく丁寧かつエレガントにソロをとってて、アートブレイキーもなんというか包み込むようなドラミングで音楽自体に求心力があります。クインシーの作曲した"Brownie Eyes"でのブラウニーのソロなんか、うわぁイイナぁもっと長くソロやってくれないかなと思ってしまいます。ただしかし、ひよこチームも完敗は辛くも逃れてますね。まず、ルーさんのソロがバードみたいだし(でも、ちょっと地味)、あとアルバム全体で聴いても、ハッとしたのが、エルモ・ホープのチャーミングなピアノ。とっても好きですね。彼のピアノはかわいらしいです。