交渉力を非常にシステマティックに体系だてて整理されている本です。

すべり台アプローチ、立体多面思考、コンテント質問、プロセス質問は

非常に有効で、交渉以外にも応用出来る事が多く、

１つの知識として使っていく事ができると思います。

論理と知覚という、右脳左脳のアプローチになるという点も

面白いと思います。

「カリスマ講師が交渉力の真髄を公開」などという宣伝文句が書いてあり、よくある類のハウツー本かと一瞬思ってしまうが、内容は相当に独自かつ高度である。副題にある通り、「立体的多面的」に物事をとらえる思考法と、そのように考えられる力を自分で身につけるトレーニング方法が書いてある。厳密に言えば、考える力を高めるための本であり、交渉に限った本ではない。