インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

宇野功芳の白熱CD談義 ウィーン・フィルハーモニー

価格: ¥2,940
カテゴリ: 単行本
ブランド: ブックマン社
Amazon.co.jpで確認
いやあ…意外にも正論じゃないかな…何度か読み返すと「なるほど」と思う事多し。 ★★★★☆
私、カール・ベームの大ファンなんで流石に彼のブル4番を「ブルックナーの干物」にはカチンっと来たけど、他の指揮者の演奏、ベームの他の作品を先入観無しに聴き込んでみて納得する部分が有った。モーツァルトに関しては全く正論だと思う。ただ、ショルティのヴェルディ「レクイエム」は…私はそこまで割り切れません。
ウイーンフィルが普通の楽団となっていく過程が示されている ★★★★★
口述筆記の形式なので、著者の座談を聴くような感じで気軽の読めるのが良い。辛口と言われる氏の批評だが、磨きぬいた自分の感性に真に正直であることの難しさを考えると、この筆者がどれほど読者に対して誠実であろうとしているのかが痛いほど感じられ、改めて頭を下げる。ただ、この本は材料がウイーンフィルの演奏に限られるため、推薦盤の選定において、普段は相当厳しい評価をされている演奏や指揮者について、少し優しく扱っている印象がある。ウイーンフィルに限らないが、最近の演奏から技術を超えた、「独自の味わい」の部分はどんどん抜け落ちてしまっているのは確かだと思う。写真だけで見ても、クナッパーツブッシュの背後で弦を鳴らす奏者たちの顔ぶれや佇まいからは、「あのよき時代」の香りが馥郁と漂ってくるのに、今の解像度の高いカラーコピーに映る楽団員の雰囲気には何ら魅力が感じられず、あの時自分があこがれ抜いていたものは一体何だったんだろうと嘆息せずにはいられない。演奏そのものもそれとまったく同じで、今のオーケストラはスケート競技の採点方式の要領で、弦楽器パートの実力が何点、金管が何点などと点数で比べることができる「グローバル」な集団と化してしまった。我々聞き手は、オーケストラにお国柄や個性とは別のものを魅力として見出さなければならなくなってしまったわけで、「こんなつまらない世の中に誰がした」と文句の一つも言いたくなるし、したがって著者の評価が新しい演奏に厳しいのはごくごく当然の帰着なのである。
虚言・暴言の類 ★☆☆☆☆
著者の評論は、講談社から出ていた名盤シリーズと、ベートーヴェンの名盤
あたりが一番真剣みが感じられるが、最近のものはまったくだめ。というのも
自分が評論を書こうとしないで、どこかに書いたものだとか、そういったもの
の寄せ集めがほとんどだからだ。真剣さがなくては評論などできない。

この書は彼との対談を文字に起こしたような代物であるが、それでも以前書いた内容の反復が多く、本当に聴いているのかなという記述が多い。
これでは虚言・暴言となってしまうだろう。どうしてそういう評価なのか
ということが明晰でなく、なおかつ、言葉遣いの乱暴さにはもう辟易する。
ファンでも関心できない。

本書を読まずして、ウィーン・フィルを語れない! ★★★★★
ウィーン・フィル管弦楽団の膨大な数のCDから、約100曲・170種の演奏を選出し、著者ならではの語り口で批評を繰り広げる。
もはや、この本を読まずして「ウィーン・フィルのCD」は語れない。