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コミック昭和史(6)終戦から朝鮮戦争 (講談社文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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終戦直後の復員兵の状況が実体験に基づき描写されている傑作 ★★★★★
終戦直後の復員兵の状況等、あまりスポットが当たらない内容を知ることができた。特に、水木しげるの実体験に基づいた復員直後の生活の様子は、おもしろおかしく描写されていて夢中になって読んだ。片腕を失った上、貧乏な中での様々な体験や人々との出会い、実兄が戦犯として連れて行かれる等、普通の人では想像がつかないご苦労を、今だからマンガで愉快に描けるのだろうが...
この第6巻も、戦争や終戦直後の状況を実体験で知っておられる方々がご高齢になってきた今、非常に貴重な資料として、後世読み継がれていくべきだろう。
「ゲゲゲの女房」で描かれている生活も波乱万丈だが、ご結婚される前の水木しげるの人生もかなりのものである。
著者の自分史 ★★★★★
第6巻の本書は東条英機首相の強がりの描写から、戦争が終わり著者が復員、昭和25年朝鮮戦争が始まった頃著者の紙芝居画家の仕事も立ち行かなくなって東京に出てくるまでを描く。日本も著者もひとり立ちしようと必死の時代だった。
終戦もつかの間、貧困との戦争に突入 ★★★★☆
本巻では太平洋戦争末期から敗戦をへて、朝鮮戦争までの日本と筆者を描いています。筆者は死線を一時さまよったものの奇跡的に回復し、現地民と交流を深めたのち、日本に復員します。

東京では焼ビルを占拠したり、魚屋をひらく傍ら武蔵美で学びますが、募金旅行をきっかけに神戸に拠点を移し、水木荘の家主をつとめながら紙芝居を書き始めます。

日本は朝鮮戦争を契機に復興に向かいますが、紙芝居はみるみる衰退。筆者は一念発起し、貸本マンガ家をめざすべく東京へ向かいます。

本巻は全編書き下ろしではなく、発表した原稿を再利用している部分があります。前半部分にところどころ印刷があらいページがあるのは短編「地獄と天国」の原稿を雑誌から復刻して使用しているためです。また後半の236-248ページは「国際ギャング団」の原稿を再利用です(ちくま文庫の『奇人怪人大図鑑』に収録)。点描もほとんどを『娘に語るお父さんの戦記』から再利用しています。