ミッド・センチュリーの雰囲気満載の合成素材による名作満載のこの巻に最も惹かれる
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2005年5月30日リリース。『5』の表記通り既に既刊が4冊存在していて、『北欧の四人』→『日本デザイン』→『木製』→『金属』そして本作では『合成素材』の椅子を特集している。
他巻をレビューをせずに『5』をレビューするのは、ぼくがプラスチック素材の椅子が好きであるからに他ならない。毎日愛用しているアーロン・チェア以外にもこの本の78ページに登場するフィリップ・スタルクの『ERO:S:』の青を所有していて、ミッド・センチュリーの雰囲気満載の合成素材による名作満載のこの巻に最も惹かれるからだ。筆者の島崎信+東京・生活デザインミュージアムは詳細に解説をしていてすばらしい内容である。
ここに登場する名作椅子は今でも非常に値段が高く、芸術性も高い逸品ぞろいである。故に手元に揃えるというのはかなり難度が高い。その気持ちを少しでも叶えてくれるこの本はステキだ。
インテリアデザインファンには必携の一冊
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バブル経済期以降はそれほどでなかったインテリアデザインブームもここ数年で静かなブームとなっているようである。
それはこうした書籍の出版、或いは椅子のミニチュアが発売されている事からも明らかであるが、クルマのCM(日産ティアナ)にまでヤコブセンやチャールズ&レイ・イームズの作品が登場するとは思いもしなかった。
この本に登場する作品は殆どがインテリアデザインブームとなる1960年代だとか、新しくても1980年代のものばかりなのだが、まさに「先見の明」というか、生まれ出たのが早すぎたのではないだろうか?本当に今見ても見入ってしまう逸品ばかりだ。
愚生も9年前くらいになるか、愛知県豊田市の美術館まで片道3時間以上かけてこうしたデザイナーズチェアの企画展を見に行った事がある。一番の目的はこの本にも登場する倉又史郎氏の「MISS BLANCHE」が目的であった。色々な椅子を見ながら順路を進んでこの椅子の前に進んだ時、思わず立ちすくんでしまった。それはまるで初恋の人にでも再会したか、憧れの女優にでも会った時のような興奮であった。
アクリルの透明な樹脂の中に、まるでまだ咲き誇っているかのように鮮やかに咲いた薔薇の花、1988年に作られたというが、今作られたばかりのような印象を受けた。
閑話休題、こうした経験は他の人でもあるかもしれないが、この本はそんなデザイナーズチェアの魅力を余す事無く伝えてくれる。その作品についての説明や、製造方法についても図説で丁寧に説明されているので、是非ファンならば一冊は持っていたい。
美しすぎる
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第四弾に予告されていた、合成素材の椅子の紹介ですね。満を持してというかイームズが最初にきてます。フィリップスタルクも良いですね。そして一番好きなのがパントンチェアですね。ただ、パントンチェアのデザインはもともとポールケアホルムだったというのは驚きでした。ポールケアホルムは大好きなデザイナーでしたからなおさら驚きました。自分のつぼにくるデザインてあるんですね。また、いつもながら、素材(今回はブラスチック)の種類や製法、生まれた時代背景なども解説されていて、値段以上の価値はあると思います。
美しい
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第四弾に予告されていた、合成素材の椅子の紹介ですね。満を持してというかイームズが最初に紹介されています。フィリップスタルクも良いですね。そして一番好きなのがパントンチェアですね。ただ、パントンチェアのデザインはもともとポールケアホルムだったというのは驚きでした。ポールケアホルムは大好きなデザイナーでしたからなおさら驚きました。自分のつぼにくるデザインてあるんですね。
また、いつもながら、素材(今回はブラスチック)の種類や製法、生まれた時代背景なども解説されていて、値段以上の価値はあると思います。