アルタミラの洞窟画、モネの作品、中国の水墨画、日本の和歌、日本の戦国時代の甲冑、最近の絵画等を取り上げ、その背後にある作者の考え、作者の思い、そして「美」とは何か、時代を超え普遍的なものなのか、現在という世の中で忘れられているものは・・・を語った本です。
宗教との美、現代を支配する考え方と美、神なき時代の「美」とは、等がテーマにあがってます。
やさしい文章で書いてあります。素人にもわかりやすく、読みやすい本でした。実際の絵画の写真も豊富に掲載されていてます。内容には、賛否両論あるかと思いますが、筆者の主張は、伝わりやすい本でした。
普段、絵画とか美とか、全く無縁の生活を送っています。このような世界もあったのだなぁ、とちょっと視点を変えてくれる1冊でした。