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ゲーム理論入門 (日経文庫―経済学入門シリーズ)

価格: ¥903
カテゴリ: 新書
ブランド: 日本経済新聞社
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わかりやすい説明です ★★★★★
今頃の書きこみですが。
新書版ながら、見やすい図が多用され、説明も丁寧なので、
ゆっくり読んでいけば、わかる本だと思います。
ゲーム論の参考書は、あまり形式的な書き方ではない、本
書がわかりやすいです。

自動車のレモン市場の例や、クールノーの複占均衡の話があり、
また利益配分に関する協力ゲームが、多くの例を使って説明さ
れたり、内容も充実しています。

なかなか、取り付きにくいゲーム論ですが、本書なら初等数学
の知識だけで読めそうな気がしますね。
後発本がひしめく今では・・・ ★★★☆☆
出版された当時は、理論重視の入門書として貴重なものであったが、今となっては、日経文庫の他の本と同様にコンパクトさが最大の特徴となる本に落ち着いてしまった感がある。

新書サイズに協力ゲームと進化ゲームも、非協力ゲームと同じ程度の丁寧さでカバーしているので、それぞれのゲームに関するトピックが限られている。最後通牒ゲームやシグナリングも、もちろん考える手がかりは与えられているものの、ちゃんとは説明されていない。そのため、ひと通り概観するにはいいが、自習に用い、さらに勉強を進めるためには、中級以前にもう1冊挟む必要のある人も多そうだ。あるいは、問題に積極的に取り組むなどして、自ら悟る必要がある。

電車で立ち読みするなり、ここからギボンズや岡田(1996)に上がれる人には手ごろだろうが、そうでなければ同系なら岡田の有斐閣アルマ、経済学の一環として非協力を重視するなら渡辺の日経を読む方が、かえって簡単にある程度の理解を得られるように思う。また、中級マイクロの中でのゲームの補強としては手ごろではあるが、そうすると非協力をもう少し丁寧に説明してくれた方がありがたいわけで、「帯に短し・・・」の感がある。テストで完答できることを保証するレベルにもないと思う。

発展的な視点では上にあるような感じだが、最小限の理論を手早く学ぶには、今なおおすすめできます。
大変中身の濃い本ですが、お勧めです ★★★★★
わかりやすく優れた本だと思います。
気楽に読める文庫本と思って手にすると痛い目にあうでしょうが、
じっくり読み込めばゲーム理論の真髄が理解出来る良書です。

ただし、読むには時間がかかります。
私の場合、1日40分ほどの電車通勤の往復時間を使い、
紙と鉛筆を手にしながら納得いくまで何度か読んで、楽しく数ヶ月かかりました。

本書は2人プレイヤーのゲームに紙面の多くを割いていますが、
多人数プレイヤーのゲームは学問としての面白さや解析の美しさはあるものの、
実用性の面からは課題も多いので、この本はこれでよいと思います。

見かけによらず硬派な一冊ですが、
自分の専門分野にゲーム理論を適用して新たな知見を得ようと考えている
さまざまな分野の研究者やエンジニアに、
入門書として強くお勧めします。
ゲーム理論、はじめの一歩。 ★★★★★
本書は、現代において「ゲーム理論」という分析枠組みに包含される種々の理論の全体像を、新書というコンパクトな形式の中で、明快に活き活きと伝えていることにその特長がある。すなわち、経済分析への応用等に度々利用される非協力ゲーム理論のみならず、協力ゲーム理論や進化論的ゲーム理論についても見通しの良い解説を与え、ゲーム理論の世界において長年培われてきた思考様式の全体像を、その初学者に対してバランス良く伝えようとしている点である。第1章「ゲーム理論を学ぼう」を読み終えた読者は、続く各章を、シャーペンを片手に、余白や計算用紙に計算をしながら、確実な理解とともに読み進めていくことによって、読後にはゲーム理論全体の世界を眺望できる見晴らしの良い位置に到達していることを知るであろう。実際、各章とも、導入部で具体的な事例が幾つか与えられた後、理論の導入と展開が行われ、読者は、それらの事例に即して、理論の理解を試みるように構成が成されている。評者が特に感銘を受けたのは、第6章「多人数協力ゲーム:特性関数形ゲーム」であり、コア、仁、シャープレイ値について、初めて直感的な理解を得ることが出来た。最後に、随所に見られる「頭の切り替え」を促す言葉や、簡潔で力強い筆致に魅せられる学徒も少なくないであろうことも付言しておく。
確かに安いが、初めて学ぶ人はかなり苦労すると思います。 ★★☆☆☆
この教科書の利点は、安いのに、かなりの内容を網羅していることだと思う。しかし、この利点はマイナス面をカバーできるものではない。説明が非常にわかりにくい。読むのにも、理解するのにも時間がかかりすぎる。確かに、ゲーム理論はただ教科書を眼で追ってるだけの受動的な勉強では理解できるものではなく、積極的に自分からアプローチしなければ身に付かないし、理解できるものではないから、仕方ないことだ。つまり、ゲーム理論の学習上誰もが通る険しい道だから仕方のないことだと指摘される方もいるかもしれないが、教材のわかりづらさとゲーム理論の学習の地道で険しい道とは、同じ土俵で語ることはナンセンスである。議論のレベルが異なる。どうせ通らなければならない険しい道ならば、わかりやすいテキストで苦労したいはずだ。筆者の方には申し訳ありませんが、初学者の方には、佐々木宏夫先生などの、値段は少し高いが、もっと丁寧に、読者に分かり易く記述されている教科書をお勧めします。