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価格: ¥2,000
あくの強さも売りだったデイヴ・リー・ロスの後任として、ヴァン・ヘイレンのヴォーカリストの座についたのは、モントローズなどで活躍していたサミー・ヘイガー。新生ヴァン・ヘイレンのサウンドは、シングルカットされた『ホワイ・キャント・ディス・ビー・ラヴ』に代表される正攻法のハードロックだ。
『ホット・フォー・ティーチャー』を彷佛とさせる『ゲット・アップ』もあるが、『ラヴ・ウォークス・イン』のようにメロディアスなバラードもプレイできるようになったのはサミー・ヘイガーの表現力に負うところが大きい。ヴォーカリストの交替がさらなる成功に結びついた好例と言えるだろう。(富良仁枝実)