「アイム・ノット・ドリーミング」（1998年の2ndアルバム『エリーシャ・ラヴァーン』収録）や、「アイ・ドント・マインド」（2000年の3rdアルバム『チェンジ・ユア・ウェイ』収録）と、ポップフレイヴァーあふれるR&Bヒットで知られるエリーシャ・ラヴァーンの新作（4作目）は、21世紀の主流ともいえるオーガニックR&Bに新チャレンジ。
   エリカ・バドゥ、インディア・アリーに代表される生音感重視のスタイルは、優しく流れるミディアムビートのリードシングル<4>や、クールなサウンドのリミックスヴァージョン<16>など、アコースティック系サウンドをベースに持つエリーシャの、内省的かつ感覚的（=Sensuous）な魅力を最大限に引き出している。（速藤年正）