あるアーティストさんに薦められて読みました。

最初のページからドッキっとする言葉が記されています。

元気がないとき、迷いが生じるときってあると思います。
そんなときに、偉人の言葉に耳を傾け少しでも元気が出ればと思います。

偉人も苦悩と苦労の中で生きてきたハズです。

岡本が生前残した著書や発言からの言葉を切り取った本です。最初から読む必要もないし、パラパラとめくったページから読むのもいい。ただ、どの言葉も金言であり、すべてが岡本太郎なのです。まさしく２０代の若者なら、たちどころにまいってしまうのはうなずけます。岡本太郎とは、その作品よりも人物、キャラクターが印象的ですが、その作品を見てみてあらためてこの言葉の意味を理解できるかもしれません。この作品群があるからこそのこの言葉。いくつか作品を見てみてそう思います。原色をふんだんに使い、ほとばしる情熱と感性をたたきこんだ芸術作品。島クマはネット上でしか見ていませんが、どれも一瞬そのユーモラスなたたずまいを思わせ、次第に彼の温かいまなざしを感じてしまうのです。すべてが、“強く生きる言葉”です。

最初は太郎さんの言葉からはいったのでした。「怖かったら、そこにとびこむ。やってごらん」勇気を貰いました。そして、それを編集した敏子さんの力とかに気付いたのです。

人生に迷った時、ぜひ手にとってください。
一つ一つの言葉、センテンスが短く岡本太郎さんの励ましの言葉が今の中高生の心にも十分届きます。
疲れた時、親と喧嘩した時、進路を決めなければいけないとき、きっと皆さんを励ましてくれます。

　見開き一ページで、岡本太郎の著作・発言から抜書きをした、いわば名言集である。たった一行から数行の言葉で、ぎゅっと読者の脳内を活性化してくれるすごい本だ。岡本太郎という人の天才は、こんなところにもあるのだ。太郎は、平凡極まりない市井の人間にも、まともに向かい合って闘ったのだなと思わせるてくれる。人生に疲れているときの、絶好のカンフル剤だ。作家志望の諸君にも、もちろんお薦め。

リアルで、ちょっと毒があり、でも温かく、心に強く響く言葉たち。読んだら自分の心も少なからず“爆発”します。

もっと元気に、もっと優しくなれる、太郎さんからのメッセージ。

「他人が笑おうが笑うまいが、自分の歌を歌えばいいんだよ」「いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。やってごらん」「愛に燃える瞬間が永遠、瞬間の中に永遠があるんだ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「岡本太郎が普段の生活の中で、動きまわりながら、ふっと漏らす言葉。何気なく聞き逃してしまえばそのまま消え失せて、二度と戻ってこない。だがその片言が噛みしめてみるとユニークで、とても面白い」。本書の最後で岡本敏子さんがこう語る。敏子さんは太郎さんにくっついて歩き、一言も聞き漏らすまいと、しょっちゅうメモをとていた。この本はそういう岡本太郎さんの、ふっとつぶやく気配、息づかいがそのまま伝わるように構成してある。ページをめくるたびに太郎さんが語りかけてくるようだ。時おり登場する太郎さんの顔にその度にドキリとする。実に魅力的な人だ。

欝っぽく自信をなくしていた時にふっと寄った書店でこの本を読み、感動して心が軽くなりました。天才だけれどもけっして偉そうなところがなく、授業の合間に先生が皆に語りかけるような、自然で聞きやすくて、熱い熱い言葉の数々。この世にはいなくても、これを読んでいる瞬間は、生ですぐそこで喋っているような、リアルな岡本太郎に合えます。単行本になってほしいなあ。

芸術のみならず、哲学も学ばれた岡本太郎師匠☆世の中のいろんなことを知り、分かろうとしたうえでその感じる矛盾を前向きに常に表現なさった方。強く、だけどあたたかい、そんな言葉が込められています。

青山にある岡本太郎記念館に行ったときに、つい衝動買いしてしまった。
気分的に地をはっているときに読むと、テンションあがるぜっ。

人生に迷っている方へ。人生の岐路に立つ方へ。

人間、岡本太郎が生み出す、鮮血色の言葉だ。真っ直ぐ心に突き刺さってくる。それでいて、無駄な力が抜けてくるから不思議。彼が去っても、精神のエレメントは不滅だ。

岡本太郎さんの言葉は、誰よりも勢いがあって、力があります。どれを読んでも、心のどこかにガツンときて響いてきました。それはやはり、言葉が持つ力や厚みがあるからではないでしょうか。どーんと真正面から向かってくる言葉たちにいっぱい勇気や前に踏み出すその一歩のきっかけを与えられました。がんばんなきゃな、私！へこたれんなっ。とにかく熱いです！！

岡本太郎さんの言葉を集めた本。アツイです。エネルギーのこもった言葉の連続です。久々に火をつけてくれる一冊でした。