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ニーチェ―どうして同情してはいけないのか (シリーズ・哲学のエッセンス)

価格: ¥1,050
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本放送出版協会
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そそられる副題だが・・ ★★★☆☆
副題「どうして同情してはいけないのか」につられて読みました。
しかし、あまりに難解な内容で、最後まで読んでも結局何も
分からないままだったように思える。

もう一度、原書を読み、再チャレンジしようと思う。
metanoia、あるいはparanoia ★★★★☆
「『困難』や『苦悩』に向き合うこと、そのうえでなお、というよりそのためにこそ、『他者への
同情』を行ってはならないこと、――その意味するところを、ニーチェに即して考えてみよう」、
これこそが副題「どうして同情してはいけないのか」との問い立てに基づく本書のアプローチ。

 本書の冒頭触れられるように、「同情」を示す独単語Mitleidenは「共に‐苦しむこと」を
意味する(本書で同時に語られるように英単語sympathyもまた同様)。
 ネタバレを避けるためにあえて端的な物言いが許されるのならば、「同情の禁止」は決して
見て見ぬふりの容認を意味するものではない。それはあくまで苦しみを引き受けることのさらに
その向こう側に出でて、他者の生、己の生を、あるいは世界を超克して「眼となって生を上から
安らかに眺めること」をニーチェが志向するがゆえにこそのことなのである。
 このことに自覚的でありながらなお、『ツァラトゥストラ』冒頭において、その主人公があえて
「没落」を選び取ったことはあまりに意義深い。

 そして、metanoiaとparanoiaは時にあまりに似通ったものとなる。
 その鋭き感受性の果て、まさに己を超え出る行為として、発狂へと至るべくして至った
ニーチェの歩みをシンプルといえばシンプルに跡づけた一冊。
 ただし、本書をニーチェの入門書、解説書として理解するには私個人としてはどこか抵抗を
抱かざるをえない。というのも、どこかニーチェから独立したひとつのテキストとして完成されて
しまっているような気がしてしまうから。
ニーチェの人生 ★★★☆☆
「どうして同情してはいけないのか」という副題に惹かれ購入。
確かにその副題への返答はなされているが、それは最初の章のみでそれ以降は抽象的な話が続く。
著者は「ニーチェの人生=作品である」と語っている。そのためニーチェの個々の思想についての考察が曖昧なまま終始している。また、はじめにで9.11とリンクされた話があるもののそれ以降は現代と関連付けた話がないためリアリティーにかける。
多数あるニーチェ本の一つとして読む本。入門書としては敷居が高い。
「ニーチェの第一の作品」を鮮やかに解き明かす ★★★★★
あとがきで著者自身が述べているように、著者の専門はプラトンやアリストテレスなどの古代哲学である。それを反映してか、本書は従来のニーチェについての概説書とは異なった切り口でニーチェを解説する。本書のサブタイトルが「どうして同情してはいけないのか」となっていることはその一つのあらわれである。

ニーチェを、古代哲学を専門とする著者が解説することは別におかしいことではない。というのも、ニーチェ自身が、『悲劇の誕生』に見られるように、古典文献学者としてスタート(24歳でバーゼル大学の古典文献学の教授に抜擢)しているからである。著者は、ニーチェの様々な著作を引用しながら、アリストテレスやヘラクレイトス、ルクレティウスなどのニーチェへの影響を探っていく。ここが私が読んでいてもっともわくわくさせられたところであった。ニーチェ哲学の通奏低音である「同情の禁止」は、彼ら古代哲学者たちとニーチェとの格闘から生じたものだったのである。

本書を読んでいると、ニーチェの苦悩が見えてくる。ニーチェはただ「常識」を批判していたのではない。「同情の禁止」も、他人の苦痛を体感できるかという問いにどうしても肯けなかった苦悩の末にあるものなのであろう。著者が言うように、ニーチェの作品は第一にニーチェの人生そのものなのである。本書を読んだ後にニーチェの作品に当たると、その作品の問いかけがより理解しやすくなるであろう。

私は大学の教養課程で、本書を教科書とする著者の講義を受講して哲学の魅力に取りつかれた。常識的なニーチェの理解は本書を読むことで再考を迫られるであろう。ニーチェと聞いて「神は死んだ」とまず最初に思いつく人にこの本を最も薦めたい。

伝記的哲学本 ★★★☆☆
å†...容の前に、å­-の大きさと余白スペースがゆったりとã-て読みæ˜"い本です。
å"²å­¦ã®æœ¬ã¯é ­ã‚'絞りますので、ã"の位のè¦-覚的余裕があると楽だと思います。
(ã"の本にé-¢ã-ては、余り考え込むようなå '面はありませã‚"が)

å†...容は、ニーチェの思想よりニーチェ自身について理解するものです。

作中でè'-è€...も「ニーチェの作å"ã¯ã€ã¾ãšç¬¬ä¸€ã«å½¼ã®äººç"Ÿã€ã¨è¨€ã£ã¦ã„ます。
その為か、『ニーチェå"²å­¦ã€ãã®ã‚‚のã‚'解説するæ...‹åº¦ã¯å¸Œè-„です。
ç'"粋にå"²å­¦ã«ã¤ã„て深く掘り下ã'たい読è€...には、不å'きだと思います。
また、ある程度のå"²å­¦ã®ç' åœ°ãŒã‚ã‚‹ã"とが前提になっていると思います。
å°'なくとも「ソフィーのä¸-界」程度のå...¨èˆ¬çš„な知識はå¿...要です。

個人的には読み物、æˆ-いは理解ã‚'助ã'るニーチェé›'学とã-て読ã!¿!!進めまã-た。
教ç§'書に出ている位の思想の中身ã‚'知った上で、「ニーチェ」と銘æ‰"った、
本格的な本ã‚'読む前に手にå-るのがお勧め、という位置付ã'だと思います。