それで大枠を掴めますし、読み返す時にはもっと読み下げられると思います。
この本の場合、人と乖離していないところが何より魅力的でした。その思想が自分達の身の回りで生きていることを感じながら読めます。問い掛ける様な進行は、ある意味で、人生本の様な雰囲気さえあります。既にハイデガーのコアな読者でも、充分に楽しめる一冊だと思いました。