"地球市民"として何をすべきか
★★★☆☆
交通網や情報網が発達し、市場競争を世界各国が志向するように
なるグローバル化が進み、世界が何らかの形で繋がってきました。
にもかかわらず、自分の居る場所からしか「仕組み(世界)」を
捉えられないばかりに、自分たちにとって良いことが、どこかに
ムリを押し付けてしまうところに気づいてない。
本書は、「仕組み(世界)」を把握する手助けと、その中で
生きる自分たち"地球市民"が何をすべきか考えるきっかけを
与えてくれます。
残念な点は、問題の多くを金儲けを狙う企業が引き起こしたと
想起させること。企業側も反論していますので、両者の意見を
集めた上で、客観的事実から「仕組み(世界)」の中で生きる
自分たちが判断できるようになりたいですね。
「世界のしくみ」を考えよう
★★★★★
NHK教育テレビが一年間放送した番組「地球データマップ」を書籍化したもの。テレビも面白かったけどデータとして考えると、本で手元に置いておくと凄く便利。内容もとても充実していて、今の「世界のしくみ」をわかりやすく丁寧に描いているね。
目から鱗のデータも多く例えば「各国の貧困率」。その国の貧困層(収入が平均の半分以下の人たち)の割合で日本は先進国中3位で6.5人に1人が貧乏人。やばいね!
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世界の問題を解く鍵はこのデータマップにある!
人間の活動によって地球が大きく変わろうとしている。温暖化する気候、絶滅する動植物など、環境への影響はもちろん、戦争による悲劇、失われていく文化、ひろがる格差など、人間社会にも問題が山積みとなっている。統計データを地図にしたデータマップを手がかりに、世界のしくみを理解しながら進むべき持続可能な未来を考える。
内容説明
ケータイのせいで、遠くの国に戦争が!? 「世界のしくみ」とその問題点を解説し、ひとりひとりが自分の立場でできることを、そしてどう行動すればいいかを考える。NHK「地球データマップ」の内容をもとに書籍化。