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平らな国デンマーク―「幸福度」世界一の社会から (生活人新書)

価格: ¥1
カテゴリ: 新書
ブランド: 日本放送出版協会
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北朝鮮と日本 ★★★★★
日本は90位らしい
最近、北朝鮮をバカにするテレビが減ってきたのは
日本人も他人のこと言えないほど不幸だからか?
それとも飽きただけか
デンマークの生活を記録した貴重な一冊 ★★★★★
 まず,この本は貴重である。と言うのも,日本ではデンマークのことがあまり知られていないからである。
 実際に読んでみると,デンマークは,今の日本のような格差社会,金権社会に全く毒されていない事がわかる。それどころか,育児,教育に関する国家システムがうまく整っているので,子供にとっても良いと言える。
 デンマークは,世界一格差の小さな国と言われているが,この本を読んでみると,なるほど,とうなずける。

 この本は,日本がこれからどんな国作りをすべきか考えさせられる内容なので,是非多くの人に読んで欲しいと思う。
等身大のデンマーク ★★★★☆
 デンマークに暮らして8年の著者の視点は、単なるあこがれではなく、ありのままの生活が伝わり、わかりやすかったです。
 フリティズイエムやSFOという放課後の活動や大学入学後に学業に熱心である姿勢、高い投票率、税金と一元化している年金、簡易包装や環境への配慮など日本も見習うことはたくさんあります。「寛容」な国民性を持つ一方、「個」を重視する面もあり、離婚率が35%にも及ぶのは私が暮らしている北海道に似ていると感じました。
 日本のゆとりのない労働環境から見るとうらやましい点も多いですが、公平な社会保障を得るためには、重い税負担に納得しなければならないのも現実です。
 年金受給者で物価の安い南欧に移り住む人もいるのは、日本の移住と同じ現象なのだと感じました。
誰もが不安な時期や場合に支えてくれる国 ★★★★★
消費税25%、所得税平均46%は高い!が、医療費、介護のための費用、小学校から大学まで教育費が無料となれば高いという感覚はずっと薄らぎます。教育費、医療費が負担ゼロ、子供の放課後のための施設も完備というのが少子化対策に日本でも生かしてもらえれば・・・・と、うらやましい。高い税金のためにも女性も共働きが当たり前。そしてそれを高い税金がさまざまな制度で支えてくれる。老後も日本では新たな労働力として目されていますが、デンマークでは年金でのんびり暮らす人がほとんどとの事。競争社会からベストを目指す日本と、個人の自由な精神を育てるデンマーク。デンマークは小国だから・・・比較できない、といっても輸出品の70%が工業製品という工業国でもあるのです。また数ある西欧諸国の中で対日貿易黒字国ということからも日本の将来の参考になる点も多いです。(また、著者のお産の経験の記事も日本と大いに違いおもしろかったです。)子供が小さいとき、貧しくても大学進学したいとき、障害があるとき、老いたとき・・・という、誰もが不安な時期や場合に国が十分支えてくれるからこそ幸福度が世界一なのだと痛感しました。多くの人が読み、日本の将来をどうしたいのか考える材料にしてほしいです。
幸福を感じられる社会とは? ★★★★★
デンマークは2004年の幸福度調査で、マルタ、スイスと並んで
「世界一幸福度の高い国」としてランクされた国だそうです。
著者はそんなデンマークに住み、主婦として子育てをしながら生活する中で、
社会制度や教育などの国のありかたについて感じたこと、考えたことを綴っています。

今の日本では考えられないような素晴らしい(羨ましい)と思う社会制度が随所に見られ、
これなら高福祉高負担でもいいかも…と思ってしまいました。
ですが、国民性や社会、文化など日本とは様々な大きな違いがあり、
全く同じような社会にするには無理がありそう。
でも。。
少子高齢化社会に入り、国のありかたを見直す時期でもある日本にとって、
学ぶべきところはたくさん見つけることができると思います。

幸福を感じられる社会とはどのような社会なのか?
私たち国民もそれぞれが幸せのありかた(社会)を考えることが必要なのではないでしょうか?