【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:川原泉/著 出版社名:白泉社 シリーズ名:白泉社文庫 発行年月:1999年06月 関連キーワード:メイプル センキ 1 ハクセンシヤ ブンコ めいぷる せんき 1 はくせんしや ぶんこ、 ハクセンシヤ ハクセンシヤ 7020 はくせんしや はくせんしや 7020、 ハクセンシヤ ハクセンシヤ 7020 はくせんしや はくせんしや 7020 日本初の女性だけのプロ野球チーム「スイート・メイプルス」誕生!チームを率いるのは「甲子園の空に笑え!」で豆の木高校を率いた広岡真理子監督!!
楽しいのにちゃんと感動できる
★★★★★
『甲子園の空に笑え!』の監督が女子だけのプロ野球球団の監督を務める話。
くすり、とくる笑いが散りばめられて脱力系の話なのにちゃんと感動してしまうあたりは流石川原先生。
川原先生だったから
★★★☆☆
女子のみのチームを作って、プロに殴りこみ…発想自体はありふれているが、ヒネリもクセもありただのコメディとは化していない。これはスポーツ漫画として読むべきではないだろう。あくまで野球の中でお笑い(無論無責任漫画じゃなく)をやっているのだ、として読むべき。
やや「無理しすぎ」かなあ、とも思った。いつもの彼女に比べジョークのヒネリやシチュエーション、プロットなどがガタついてみえたので。ひょっとして「女性だけのチームを作ってみよう!」という思いつきのみで始めたのでは…とやや不安を覚えた。
過去の「甲子園の空に笑え!」と比較するのは酷というもの。知識を売りにしている漫画家は年齢を重ねるうちに劣化してしまう傾向にあるから。
それは川原先生だからある程度仕方がない、とみるべきか。いちおう水準を満たしている漫画だ。が…これもつらいことにそれ以上のものじゃない。自らのシフトを変えるべきときが来たのだ、とこのころから川原先生は思ってしまっていたのでは。「バビロンまで何マイル?」があれほど面白かったから。
1巻で挫折した方は…無理に2巻に行かなくてもいいです。
叫ばないフェミニズム
★★★★★
野球もサッカーも、プロや実業団やナショナルチームが存在するが、すべて男女それぞれのチームが同じリーグで戦うことはなく、性別で分かれている。なんとなくそれが普通だと思っていたけれど、川原泉さん的には違ったようだ。
現実には有り得ないのかもしれないが、男性チームばかりのプロ野球の世界に現れた、女性ばかりのチーム。それが、選手それぞれの持ち味を生かしながら、互いに思いやりながら、時には葛藤しながらペナントレースを戦っていくうちに、優勝してしまう。
だからと言って、声高にフェミニズムを叫ぶのではなく、「こんなことがあってもいいんじゃない」とさらりと別の世界を見せてくれる。だから川原泉さんの漫画は面白いのだろう。
野球漫画なのに、癒されます。
★★★★★
川原氏の漫画にある独特な雰囲気、
今時の漫画ではほとんどお目にかかれない暖かさが好きです。
それだったら川原氏の作品に当てはまる全てがそうなのですが、
この作品に関して言えば、単純に笑えます。
そしてどこか哲学的な、切なさとかが混ざっているのが素敵です。
野球を知らなくても楽しめます。(実際に私は野球の「や」の字も知らないド素人です)
漫画に癒しとほのぼのした笑いを求める方、どうぞ読んでみてください。
女性のミカタ★
★★★★★
なかなか珍しい女性野球チームの話。数多くのキャラクターが登場するにも関わらず、一人一人の心情を事細かに描写するテクニックは川原作品の味と言っても過言ではないだろう。一見地味な絵柄に思えるが、そのストーリー構成とキャラ描写といったら天下一品!一度は読んでおきたい作品である。