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中国の壷 (白泉社文庫)

価格: ¥700
カテゴリ: 文庫
ブランド: 白泉社
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男性に勧めたい少女漫画 ★★★★★
川原泉の作品はどれも恋愛漫画というよりヒューマンドラマ系なので男性にも抵抗なく読めると思います
地味な絵に反してストーリーは泣けて笑えて感動するという読者を喜ばせるエンター性に非常に飛んでおりページ数少ない短編でも読み応えたっぷりでお得感満載です。
教授との最初の出会い:恋をしない主人公達 ★★★★★
か〜ら教授に出会ったのは「殿様は空のお城に住んでいる」だった。
一発ではまり、それからは一瀉千里。「フロイト1/2」も大好きだし、もちろん「笑う大天使」も。
でも最後に戻ってくるのが「中国の壺」と「殿様〜」なんですね。
なんとも言えない雰囲気。ボーとしているのか?大人(たいじん)なのか分らん主人公達。
少女マンガなのに、ここまで色恋沙汰が要素としてない人も珍しい。
それと父親が余り出てこない、または出てきても余り影響のない存在でしかないのも不可思議。
いずれにしても数あるマンガの中でもお気に入りのひとつ。
うるる ★★★★★
はずかしながら、泣きました。川原作品は初期のころから、大半読んでいるのですが、うるるときたのは、これが最初。いつものように、うへらうへら笑えるところもあって、ほんのり切ないところもあって、でもいつになく、ぐぐんと胸にきたのは、なんなんでしょう。あの素直にまっすぐ疑いもせぬ目で自分を見上げてくる安曇の顔をながめている飛竜の運命を受容した姿。運命なのだと・・・。
来し方、行く末、未来永劫 ★★★★☆
川原さんの作品で一番好きです。

安曇の人々を1300年見守り続ける中国人超飛竜と現在の安曇家当主志姫と
志姫の義兄の巧を中心に、物語は「新家庭に馴染む編」と「壷が割れちゃった編」に
流れるように展開していきます。

超飛竜が安曇家代々の守り神になったいきさつを当の安曇家代々の人達が
誰も何にも聞かないであるがままに受け入れるというのが可笑しい。
ご先祖の安曇羽鳥の話で「命がけで海を渡ってきたものの
次の船の予定は未定、帰れる保証はどこにもない」ってとこで
「遣唐船て定期便じゃなかったからな~」という緊張感のないつっこみも好き。

壷が割れて神仙界へ戻った飛竜を「もう帰ってこないかも」と心配する志姫だけど、
本当に残されるのはいつも飛竜のほうなんだよね。
そうやって代々の安曇の人々を見送ってきたのだなぁと思うと
なかなかじ~んとくるお話です。
                
同時収録の『殿様は空のお城に住んでいる』は大名の一日を描いていて
まるで「お江戸でござる」の杉浦日向子先生(合掌)の
お話を聞いているようで大変勉強になりました。
草履取の”投草履”なんていっぺんこの目で見てみたいと思いました。
殿様もラクじゃないんだなぁ。

心理サスペンスも、家族ドラマも、みんなどことなくずれている ★★★★★
「暮林助教授の逆説」は川原泉には珍しくサイコサスペンス仕立てになっている。単位獲得にきゅうきゅうとし、他人のレポート丸写しでしのごうとする学生風情は今も昔も同じ、恐らく川原さんも似たような経験があるのだろう、妙に懐かしい。しかし懐かしいのはそこまでで、徐々に明らかになる失踪事件の真実。ところがすべてが明らかになった瞬間も「点目」「泣いていたのかもしれない」と一本抜けているところが川原節。「中国の壺」ではかーら教授得意の機能不全家庭が描かれるが、その改善ぶりがこれもまた間抜けで笑える。ほんと、川原さんの作品には癒されますです。