ドキドキして、熱くなって、泣ける。面白いし、感動もできる。多分本作の白眉のでき。
★★★★★
手嶋、青八木の二年生コンビVS今泉、鳴子、小野田のトリオの、インターハイメンバーを賭けたバトルがいよいよ決着する……、果たしてその行方は?!
という事で、結末は是非本を読んで確かめてもらいたいと思います。なにせそれだけ面白く、感動できるのですから。
いやあ、しかし敵役であるはずの手嶋、青八木にこれほど感情移入できてしまうとは……。それもこれも二人がインターハイに出たい最大の動機が、恩人の田所にインターハイでアシストしたい、っていうものだからかもしれない。確かに、自分はこういうシチュエーションには弱い。しかし田所と二人が抱き合って号泣するシーンは泣けてきたぞ。
途中小野田が先輩にちぎられたシーンでも、順位を落として小野田を助けに行こうとする鳴子、小野田を信じてあがってくるのを待とうとした今泉も、どっちも友情としてはアリだと思うし、二人の人間性が良く出ている。
最後に手嶋が「総北を、田所さんたち3年を表彰台に上げてこい」というフレーズが泣かせる。そして小野田を軽くたたくシーンが印象的だ。「オレは凡人だが、エリートには負けなかった。でも、お前にだけは、勝てなかった」という無言のアクションがまた泣かせる。それもこれも敵役がいやな奴ではなく、熱いハートを持った男であればこそ。
とにかくめちゃくちゃ面白い。これを見ないなんて、人生の愉しみを半分無くしちゃってるんじゃないかって思えるほど。読まなきゃソン。
第7巻決めフレーズ
「闘った……おまえたちはよく闘った。本気の勝負をしたんだ。オレはふるえたぜ……」
感動しました
★★★★★
ここまで、ほとんど出番がなく、名前しかしらなっかった二人の二年の先輩にはすごい共感しました。
読んでいて、二年の先輩に勝ってほしいと思いながら読ませてもらいました。
手嶋先輩と青八木先輩に対する田所先輩の対応シーンは感動でした。
手嶋先輩も青八木先輩もカッコ良かったです。もちろん、田所先輩もカッコイイ。
こんなにマンガの登場人物に対して感情移入できたことはないです。
読んだことのない人は、是非、一度読んでみてください。
青春っていいな〜、自転車ってこんなに凄くてカッコイイんだ〜って思ってしまいますよ。
全力の勝負。
★★★★★
1年の“天才”3人の前に立ちふさがる2年の“凡人”2人。
2人は自分たちが“凡人”であることを知っている。
己を知っているからこそ、2人で“天才”に立ち向かう術を身につけた。
とにかく熱い。熱過ぎる。
存在感の薄かった2年を輝かせて、ここまで熱く盛り上げてくれるとは。
しかも、3年の強さが魅力まで引き出してくるなんて。
とにかく熱くておもしろいこと間違いなしです!
ぼくが買ったのはSCOTTです!
主人公かすんでるぞ
★★★★★
ダメダメだった奴が、ある日突然目覚めて超人的な
活躍をするという、ありきたりなストーリーのマンガ
だったはずなのに、いつのまにこんなに”熱い”マンガに
なってたんだ。
さすが「チャンピオン」といったところか。。。
天才と凡人と
★★★★★
一年の天才三人組と、二年の自称凡人二人の、レギュラー争いの決着がメインの巻です。
鳴子のスピード、小野田の登坂力、高いレベルでそれらを併せ持つ今泉。
作中で鳴子が「市民レースでスプリントポイントをとりまくった」と書かれていますが、野球にたとえるなら、プロ候補の居並ぶ社会人野球で中学生がタイトルを総取りしたというレベルです。正真正銘の天才、一般人の敵うところではないというか、今すぐアイサンかシマノあたりに入れてもらえという強さです。ですが、それは荒唐無稽な漫画だけの話ではなく、実際にロードレースの世界ではいます。そのような天才少年は。
そのような天才たち相手に、凡人二人が協力し組み、立ち向かってゆく話は実に痛快で面白い。凡人たるロードレーサーが共感し心震える、これまで影の薄かった二年がたまらなくいとおしくなる、そんな巻です。お勧めです。