「高まり、そして爆ぜる闘志!!」裏表紙の台詞に偽りなし!
★★★★★
インターハイを見据えた合宿。それはインターハイメンバーの残り3つ(メンバー6人の内、金城、田所、巻島はほぼ当確)をかけた地獄のサバイバルレース。
己の武器を封じられても、なお闘志を失わずもくもくとペダルを踏む今泉、鳴子。前を行く二人に憧れながらも、必至について行く小野田。そんなライバル同士の三人は互いを敵として意識しながらも、次第に不思議な連帯感が芽生えていく。
そんな一年生達の前に、一つ上の先輩、手嶋、青八木が立ちはだかった。
今泉にいつもちぎられ、「しょせんオレは凡人」そう悟った手嶋はプライドを捨て、青八木とのコンビで打倒エリートを目指してくる。一年生がメンバー入りをするということは、当然二年生の出番は無い。これは先輩の、存在意義をも賭けた戦いだった。ついに一年生VS二年のバトルの火蓋が切って落とされた……。
相手を知り尽くし、自分を知り尽くした手嶋に、今泉、鳴子は苦戦。その姿を見て、小野田は自分がアタックをかけることを決意する……。
いやあ、俄然盛り上がる第6巻、といった感じ。今までも熱かったけど、この巻からの熱さは尋常じゃない。いやみな敵役である手嶋、青八木にしても、憎めないどころか、ともすれば感情移入してしまいそう。
自分を「凡人」と嘲笑するニヒルさと共に、それでも負けたくない、自分の存在を証明したい、と悪あがきする姿には共感さえ覚えてしまうほど。
敵役の手嶋でさえこうである。ちょっと見、意地悪そうな杉元が、気取り屋なだけで実はいい人間だったり、これまた意地悪そうな巻島は、多少ヒネているだけでこれまた面倒見のいい先輩だったりと、キャラクターの魅力にも事欠かない。
もちろん鳴子の真っ直ぐさも大好きだ。とにかく、いやな気分にさせない、なのにライバルとして火花を散らすという、スポ根ものとしての王道を行っている。
熱いバトル。ライバル同士の飛び散る火花、そして厚い友情。燃える、燃えまくる。これで燃えなきゃ男じゃないぞ!
とにかく面白い。今までも相当に面白かったが、更にパワーアップしている感じ。読まなきゃソン!
第6巻決めフレーズ
「12回目のおまえの表彰台を見てオレは気づいたよ。オレは凡人なんだってな」
ライバル。
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今回はいろんなライバル関係が出てきます。
まずは今泉と鳴子。
今泉は打倒・御堂筋をずっと口にしてきてましたけど、鳴子にも負けないとライバル意識むき出しです。
しかし小野田君は同級生の今泉・鳴子、そして3年の巻島といるものの、そこにある感情はライバルとゆーよりか憧れに近い。
そんな小野田君にもついにライバル登場!
王者箱根学園1年・真波山岳。
さわやかなクライマー。二人の共通点は坂が好きなこと。
さらに1年の前に今まで存在感のなかった2年生が立ちふさがる!
同級生のライバル、他校のライバル、先輩ライバルとライバル勢ぞろい!
内容と世間の評価が・・・
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ついに合宿編も3日目に突入。5巻発売から待ちに待った6巻でしたが、発売日に書店に売ってない・・・。
三軒目の大型書店でようやくゲット。でも端っこの方・・・。
もっと評価されてもいい作品だとおもうんだけどな〜。
スポーツ漫画でここまで熱い作品は、ここ数年ではなかったかもしれません。
坂道がどんな走りを見せてくれるか、今から7巻が待ちどうしすぎます。
(オレが真波山岳で、キミが小野田坂道……、最ッ高ーの組み合わせじゃん!!)
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真波来たああああ!! パーマ&無口先輩キタキタ来たああああああああああああ!!
この三人の出番を、僕はずっと待っていた!!
特に真波パートは、小野田に大きな影響を与えてくれるシーンなので、いつ六巻が出るか、一日千秋だったんですから!!(同じこと二回目)
先輩二人のチームワークを、小野田、鳴子、今泉の三人はどう破るのか。
先輩二人は努力し続けた結果が報われ、インターハイへ行けるのか。
これから盛り上がるってところで「続く」になっているのが非常に惜しいです。
今度は隔月で七巻に突入。……最近、渡辺航先生の健康が切に心配です。
この巻のクライマックス、小野田の言葉に再燃する今泉と鳴子も見所っショ!!
……いや、田所じゃないから。(台なし)