ムンクとカンディンスキーの入門書にもなるかな?
★★★☆☆
2003年4月から2006年3月まで放送されていた−タイトルの通り−世界各国の
美術館を巡り、そこでしか会えない名画に迫った教育テレビの隠れた名番組を
書籍化したシリーズの9巻目(全10巻)です。
その中から、本書ではサブタイトルに挙がっている3美術館を取り上げています。
・アルテピナコークはラファエロの「テンピの聖母」獲得を巡る話を軸に
歴代王の収集歴を
・オスロ美術館は言うまでも無くムンクを
・レンバッハハウスは・・・カンディンスキーを
アルテに関しては「これを紹介しないでどうする!?」と思える絵も有る
のですが(あくまでも私見です)、オスロやレンバッハハウスはそこが収蔵
するメイン作品を作家の生涯と共に紹介しているので、当方の様なビギナーに
とっては−本の価格も含め−手が出し易いと思われます。
先ずは絵画に対する自分の間口を広げる、という意味で本書を手に取るのも
有りだと考えます。