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傷つくのがこわい (文春新書)

価格: ¥725
カテゴリ: 新書
ブランド: 文藝春秋
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事実と感情はちがうのだ ★★★★★
「ジャケ買い」ならぬ「タイトル買い」をしました。
人に言われたことを強く、いつまでも気にしてしまうことがよくあります。この本では、なぜそう考えるのか、そう考えてしまう若者が多いのか、そういった若者にどう接したらいいか、若者本人はどう考えたらいいか、などが書かれています。
レビューのタイトルにした「事実と感情はちがう」という言葉は、冷静に考えればまさしくそうなのですが、今まで自分が気にしていたことの事実だけを考えてみると、、感情的になって気にすべきことではないことがわかってきて、かなり気が楽になりました。
ちょっとはずれた内容に思えるかもしれませんが、若い頃の夢は捨てるなということも書かれています。読みながら、気持ちの整理ができ、読んだ後、前向きになれる本です。
手軽に摂れるサプリメント ★★★★☆
叙述がきわめて簡単で分かりやすいので、通勤・通学途上の電車の中で読破できる。内容もコンパクトにまとめられている上に、本質をついた指摘がちりばめられていて、時間も頭も使わずに手軽に摂取できる脳内サプリメントといったところ。とりわけ、フリーターやニートの増加についての指摘は、わずか数ページの紙幅ながら、これまでのどの議論よりも本質をついているように思う。

本書をはじめ、根本氏の一般向けの著作はどれも良識と思いやりが感じられるものが多く、自分の性格的な弱さに悩んでいる人は読んで損はない。ただ、心理的な問題の最終解決策を「自己実現」に求めてしまうところはちょっと安易な気がする。「自己実現」を強調する姿勢は氏のこれまでの著書においても一貫しているが、いまいち私はなじめない。ここまで分かりやすくシンプルにまとめた手際の良さに星五つとしたいところだが、以上の理由でひとつ減点。