1980年代後半のニュー・エイジ・ミュージック・ブームで、その象徴的ピアニストとして一世を風靡したジョージ・ウィンストン。そんな彼がライフワークのひとつとしているのが、スヌーピーやチャーリー・ブラウンのキャラクターで有名な漫画『ピーナッツ』のアニメ版音楽の作者であるヴィンス・ガラルディのナンバーをカヴァーすること。そして、前回から14年の月日を経て完成されたその第2弾が本作だ。いつもより幾分ジャズの香りが強い唯一無二のソロ・ピアノが堪能できる。(ADLIB 2010年5月号)