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春秋名臣列伝 (文春文庫)

価格: ¥610
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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コンパクトにまとめられてます ★★★☆☆
中国の春秋戦国時代の小説を多く手がけている著者が選ぶ、
春秋時代の名臣の逸話がまとめられています。

せっかく20名もの人物が登場するので、
各人物の前後関係を知る上でも年表みたいなものが
添付されているとよかったなと思いました。

名君の時代に ★★★★☆
春秋の時代は、まだ天子の権威が強く残り
名臣が主役になった戦国時代とは異なっている。

春秋時代の特徴は名君と名臣が対になっていることだ。
本書は、確かにおもしろいが、
「春秋の名臣」だけでなく、
「春秋の名君」とセットで読みたいと思った。
なかなか良い ★★★★☆
「春秋名臣列伝」という作品名の通り、中国の春秋時代(紀元前770年〜前403年)に活躍した名臣たちの話。20名の名臣について物語が書かれているが、私の既存知識に入っていた名臣は、斉の管夷吾(管仲):秦の百里奚:鄭の国僑(子産・子美):斉の晏嬰(晏子・晏平仲):呉の伍員(伍子胥):呉の孫武(孫子)の6名にしか過ぎない。それもちょっと春秋時代に興味があれば知っているはずの人物だ。

資料的な記述を中心に、日頃の小説とはすこし違う趣の作品となっています。ただし、一番最後の結文には、彼の魂魄がこめられていると思いました。

〜 それでもこの世を戦場とみなし、人はそれぞれ独自の生き方をし、二度と同じ生きかたはないという想念に立てば、『孫子』の兵法は、現代でも活用されうるのである。〜

実に核心の一言ではないか。

云うまでもないが、「戦国名臣列伝」という著書もある。無論読むつもりだ。
これは良い ★★★☆☆
「春秋名臣列伝」という作品名の通り、中国の春秋時代(紀元前770年〜前403年)に活躍した名臣たちの話。20名の名臣について物語が書かれているが、私の既存知識に入っていた名臣は、斉の管夷吾(管仲):秦の百里奚:鄭の国僑(子産・子美):斉の晏嬰(晏子・晏平仲):呉の伍員(伍子胥):呉の孫武(孫子)の6名にしか過ぎない。それもちょっと春秋時代に興味があれば知っているはずの人物だ。

資料的な記述を中心に、日頃の小説とはすこし違う趣の作品となっています。ただし、一番最後の結文には、彼の魂魄がこめられていると思いました。

〜 それでもこの世を戦場とみなし、人はそれぞれ独自の生き方をし、二度と同じ生きかたはないという想念に立てば、『孫子』の兵法は、現代でも活用されうるのである。〜

実に核心の一言ではないか。

云うまでもないが、「戦国名臣列伝」という著書もある。無論読むつもりだ。
「春秋の名君」とあわせて、宮城谷春秋時代小説の良きナヴィゲーター ★★★★☆
「春秋の名君」での名君12人の小伝は正味約50頁だったが、本書は目次を入れて約360頁全部で、春秋時代の概観から始まって、君主から卿、大夫、士へと権力が下降していく春秋時代の中で君主を補佐した名臣20名を採り上げる。管仲、晏子等著者の長編小説の主人公、百里奚のような短編小説の主人公、祭仲、狐偃、巫臣のような長編小説の重要登場人物もいれば、今まで私が知らなかった人(おそらく作者の著書には一度も登場したことのない人)もいる。逆に小説の主人公でも士会等は選から外れている。20名は何れも名臣と評価されるだけの知恵・洞察力・勇気・行動力そして徳を備えており、その生き様や言動に惚れ惚れする人達だ。中でも呉越の争いを語るに欠かせない伍子胥の小伝を読めるのが嬉しい。20名が春秋、左氏伝、史記などでどのように描かれているか、そしてそれら文献の記載に悩む作者の考えを素直に語っているのが興味深い。ともあれ、春秋戦国時代の面白さに惹かれる私にとって、本書は複雑な春秋時代の国家間、人物間の関係を整理するのに役立つ。春秋を記した魯の君主と周王の対照表や系図が多いのが参考になる。