【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:岡嶋二人/〔著〕 出版社名:講談社 シリーズ名:講談社文庫 発行年月:1998年07月 関連キーワード:ナノカカン ノ ミノシロキン コウダンシヤ ブンコ なのかかん の みのしろきん こうだんしや ぶんこ、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253 プロデビューを目指す若き音楽家カップルの千秋と要之介。ある日、富豪の後添いとなった友人から、弟と先妻の息子が一緒に誘拐されたと相談を受ける。身代金の受け渡し場所は、どこにも逃げ場のない湘南の小島。にわか探偵と化した二人は犯人を追うが…。誘拐と密室の二重の謎に挑む、傑作青春ミステリー。
楽しめました
★★★★☆
岡嶋二人らしい、きれいに構成された作品です。
「7日間の身代金」というタイトルであり、ベースにあるのは誘拐事件なのですが、むしろ内容は密室もの。
読んでいる途中で、犯人もトリックもある程度推測がつきます。
なので「驚愕のミステリー」という感じの本ではないですが、上手に話を展開しており、まずまず満足できる、よくできた作品と思います。
辛口のレビューをされる方が多いですが、私は結構楽しめました。
学芸会風?
★★★★☆
警察署長の娘「近石千秋」とその恋人?「槻代要之助」が主人公です。
いわゆる、密室物です。
警察なら真っ先に調べるところを調べていない等??という箇所もありますが、随所に伏線が張り巡らしてあり、トリックも岡嶋二人らしく上手く出来ています。
さらっと読めてしまうのですが、全体的に「学芸会」のような雰囲気が漂い過ぎているのが気になりました。
蛇足です。
私が読んだのは講談社文庫 2006年1月27日第3版ですが、斎藤純氏による解説の326ページに誤字があります。
「槻代要之助」であるべきところが、「"楓"代要之助」になっていました。
貴重品として保存しようと思います。
果たして「本格派好き」何を求める?
★★★☆☆
近作は本格探偵物の王道であることを徹底して構築してあるわけで、最後に関係者が一堂に集まって探偵が「犯人はこいつだ!」・・・。
本格サスペンスがスキスキ〜なかたのみならずとも、私のような門外漢でも「ワクワク☆」を止められません。
が・・・。
登場人物の「薄さ」が読み物としての楽しさを削いでいる、との感がぬぐえないのはどうやらレビューを見る限り私一人ではなさそうですね。特に探偵ペアの男の方のいちいちお寒い言葉尻は「読み物」としての魅力を大きく削いでませんか???
緻密なトリック、斬新なアイデア、テンポよい進行。
どれも本当に満たしているんです。なのに、読後には、「あぁ・・ヒーロー・ヒロインさえもちっと魅力的だったら」の感。
「本格派モノは、頭脳のパズルだ。知性に訴える読み物であり、そんなぼんやりした「雰囲気」のレベルで貶すものではない」というご意見もおありでしょう。
でも、本当に腰の抜けるような「傑作ミステリ」は読んだあとにきちんと、登場人物の「立って」たなったなぁ、としみじみ。
『僧正殺人事件』のブキミさ。
『毒入りチョコレート殺人事件』の「彼女」の想いのせつなさ。
『ウッドストック行き最終バス』の探偵の苦悩と勇気。
ほんと、ミステリ作家の方はタイヘンだ、と思います。
これだけの作品にも文句つける私たちのようなものがいるのですから。
やはり時代が
★★★☆☆
中途半端な時間のズレが読んでいて気になってしまう。10数年前というだけなのに・・・
ストーリーの展開は、岡嶋作品らしくテンポ良く、トリックもそこそこだし、当時読んでいればと残念ですが、こればっかりは、しょうがないですね。
ちょっと古いかな?
★★★☆☆
ストーリーの展開はまずまずだし、犯人のトリックもなるほど、と唸らされた。それは確か。
ただ、千秋と要之介の会話だとか、行動だとか、そういうところの端々に時代を感じてしまった。勿論、もっと古い作品でも全く古さを感じない作品はたくさんあるわけだが、この作品の場合、青春モノという要素があるためにどうしてもその辺が目立ってしまうのだろう。
悪いのは作品ではなくて、読むのが遅かった私が原因なのだろうが・・・。