インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ハリウッド・ドリーム

価格: ¥1,200
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文藝春秋
Amazon.co.jpで確認
すごい「啓発書」!! ★★★★★
「啓発書」や「ビジネス書」を書くことが稼業になっている人間による本がいかに薄っぺらいかがわかる本。「目的」とその「障害」を見極めて、いかに乗り越えていくか。そしてその運動を持続していくか。その方法が自らの体験をまじえて実に的確に描かれている本です。
僕のようなオッさんではなくて、もっと若い方が読んだらさらに知恵と勇気がつくと思います。
田村英里子に思いいれがなくとも、アメリカの俳優をめぐる状況は垣間見える書としておすすめできる ★★★★☆
 日本ではアイドルとして鳴らした田村英里子が、スピルバーグ監督の映画に出たいという子どもの頃からの夢に向かって2000年に単身渡米。大ヒットドラマ『HEROES/ヒーローズ』でヒロ・ナカムラの恋人役に抜擢され、一番近いところではハリウッド大作『ドラゴンボール エボリューション』でも大きな役をつかむまでのおよそ7年を振り返った一冊です。

 7年という歳月をわずか150頁で綴るので、かなり端折った感じがします。英語も満足に話せず、アメリカの芸能界での実績がゼロである彼女が大役をつかむまでに味わった苦労や屈辱にまつわるエピソードはもちろんいくつか記されていますが、それでも紙幅が限られているせいか描き方は断片的なこぼれ話の積み重ねであるような印象を与えるもので、意外とあっさりしている気がしました。彼女は演じるのが専門で、筆を持つのは専門外ですから、それも致し方ないところかもしれません。

 しかしそれでも映画好きな私としては、アメリカで俳優が役をつかむまでのプロセスには想像を超えたシステムがあり、そのプロセスの最後までなんとかたどりつくために彼女を含め若い俳優たちが様々な手練手管を使っていく様子に大きな関心を持ちました。
 無名の俳優たちは自主制作映画にあえてノーギャラで出演してその作品を自分のプロモ素材とするだとか、オーディションでは訊かれても自分の実年齢は絶対に言わないとか、テレビや映画俳優としてやっていくために必要なエージェントはなかなか見つからないので、モデルやCM俳優のエージェントから見つけていくとか、CMにも再放送料金が入るのでフォルクス・ワーゲンのような大手自動車メーカーのCMに出ると結構な収入になることだとか、知らなかった事柄がたくさん紹介されています。

 田村英里子という俳優に興味がなくても映画好きなら興味深く読むことが出来るのではないでしょうか。
まさにハリウッドドリーム ★★★★☆
彼女がどうやってハリウッドドリームを成し得たのかの
プロセスが興味深く、読みやすい文章だった事もあり、
一挙に読破出来ました。
本書では人間不信、自己嫌悪に陥るような厳しいオーディションや
演技クラスの実情が伝わってきます。
ただ、同じアイドルとしてデビューし、その頃からアメリカ映画に
出演したいという夢を語っていて、単身アメリカに渡り
その夢を実現させた工藤夕貴の存在に触れていないのが不自然なような気がしました。
同じ夢を目指していた松田聖子や、アメリカで大成功を収めたルーシーリューの
事は触れているのですが・・・。
勇気をもらいました♪ ★★★★☆
田村さんの元にオファーがやっとやっと来た時、私も「やった〜〜!」って思いました。アメリカでは、かわいいだけでも、演技が上手なだけでも、運が強いだけでも、俳優にはなれない。言葉では言い表せないものが全て揃った時に夢が叶うんですね。「アメリカとは、アメリカン・ドリームを求めて人々が戦い続ける国」という彼女の言葉、説得力があってとても心に響きました。私はふつうの主婦ですが、今の自分のしたいことを大切にしていこうと思いました。この本を読んでから、日本の俳優の演技の下手さに、「あ〜、日本はのんびりした国だなー」と、良くも悪くも思う今日この頃です・・・。
本人の努力が伝わってきました ★★★★☆
読んでいる途中、“もし自分が同じ状況だったら挫折してしまうだろう・・”と
思う部分がたくさんありました。見えない未来を切り開いていく彼女の努力が
リアルに伝わってくる本です。
今後の田村さんのご活躍を日本で楽しみにしたいと思います。